冷却システムはオプション〜こども部屋ver.〜

Date : 2014年04月

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再始動後の子供ばんどライブ - セットリスト早わかり表 pt.4


【004】2013_10_20-12_6_a【004】2013_10_20-12_6_b

#025 2013.10.20 CLUB JUNK BOX, Nagano

#026 2013.10.25 E.L.L., Aichi

#027 2013.11.13 Drum Be-1, Fukuoka

#028 2013.11.14 MUSIC CLUB JANUS, Osaka

#029 2013.11.23 darwin, Miyagi

#030 2013.12.06 SHINJYUKU BLAZE, Tokyo
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2014.01.24記★「祝!結成40周年!ナヌッ、還暦?!ツアー2013 THE FINAL」 12月6日(金)新宿BLAZE

ついつい見入ってしまうこの写真。って何もそこに自分が写ってるからってわけじゃなくて(まぁ写ってるんですけども)、まるであの日現場で浴びていた音が聴こえてくるようです。それにしてもこんなに一杯入っていたなんて。嬉しいじゃあないですか。

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10月20日の長野CLUB JUNK BOX公演を皮切りにトータル6本という空前の?ボリュームで展開された我らが子供ばんどの全国ツアー「祝!結成40周年!ナヌッ、還暦?!ツアー2013」 の千秋楽公演。

たったの6本?そんな声が聞こえてきそうだけど、まぁそう言うなかれ。自分は今回4本のみの参戦となりましたが、そのどれもが実に熱くて濃ゆかった。ちなみにうじきさん、この日最初のMCでこんな風に言うてました。

”200本演ってたころに比べたら、6本のツアーってのはすごいものがあるけど〜(笑)”

”一本に捧げる情熱っ!!”

に沸く場内。

でもって、

”この4人でアルバム作って、ツアーをやれてることにしみじみハッピネスを感じてる”

”バンドっていいよぉぉ〜”

うーん、なんとも胸熱な瞬間。

今回は全国ツアーということで、基本的な構成というか、主な流れは予め決められていましたが、もちろんその中にはスペシャルなネタがいくつか仕込まれてい て、かつ定番中の定番曲以外はほとんどが日替わりという、キッズの期待を裏切らない子供ばんどらしいサービス精神を随所に感じさせるものでした。そしてそんな子供ばんどイズムはこの最終日、さらに大バクハツすることになります。

ということで、今回はかなりの長文になりそな予感がしますが、最後までお付き合いいただけると大変嬉しゅうございますσ( ^ー゚)

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さて、目出たくも満員御礼となったこの日は出囃子からすでに特別仕様でした。ここまでの5本は「ゲバゲバ90分のテーマ」が使われていましたが、ひょっとして2013年を総括する意味合いもあったのか、実はかなりハマっていたというトーベンさんのチョイスだったんですかね、自分の耳にもすっかりこびりついてしまったあの「あまちゃんオープニングテーマ」が鳴り響き、そして”新宿のみなさまぁ〜っ”

今夜もまたあの奥様モードな影アナの声が聞こえてくる。笑

あれって実は前もって録られていたタニヘイさんによるものだったんですが、と同時にCHUMSのこれまでよりシック寄りの出で立ちでもってメンバーが姿を現すとフロアの熱気が一気に上昇。その歓声にナレーションがかき消されてしまい、ほとんど聞きとれず仕舞いでしたが、それでもこの日だけ途中からうじきさんも加わっての二人バージョンで何やら連呼していたのだけはわかりました。しずえ?誰ですか、それ??

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そして、そんな影アナに割って入るかのように耳に飛び込んできた”ワン・ツー・スリー”

ゆうさんのカウントから『CAN DRIVE 55』リリース後不動のオープニングナンバー「55」でスタート!そのタイミングや絶妙。それにしてもこの曲でのトーベンさんはますます凄いことになって いて、まさに音を縦横無尽に駈けめぐらせながら、極太なのにクリアかつ軽快という特有のサウンドを叩き出すゆうさんと共にバンドを下支え、推進させていく。

続く2曲目もこれまた不動のポジションで披露される「Na.Na.Na.」。古くさい喩えで言うなら「55」と合わせてまるでシングルレコード両A面のごとし。切っても切れぬ最強ペアとしてより輝きを増す両曲。”タニヘイ〜!!”とコールを受けての流麗なギターソロに続いて、DEANの”バルタンV”でトリッキーな技をキメるJICK。そんな個性のコントラストもあらためて心憎いばかり。

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☟☟☟はJICKがそのDEANのVタイプを弾いている初期の映像。3年以上前にUPされたものなので、子供ばんどファンにはすでにおなじみですよね。


コントラストと言えば、続く2曲とのそれも絶妙。間髪入れずで決してノリを途切れさせない、やはり絶妙の間でもって飛び出してくる「頑張れ子供ばんど」の名リフと”記念すべき『WE LOVE 子供ばんど』から〜”というJICKの前フリから”いつものように曲名をカウントに見立ててスタートした「のら猫」という初期の2大名曲。

これ、もうあちこちで何度も書いているんですが、そんな新旧のナンバー(その間、実に33年!!)が、クオリティの落差をまるで感じさせない、どころかあたかも切磋琢磨しながら共に屹立しているようなイメージ。いや、むしろそんな往年の名曲の可能性を4人がさらに拡げようとしている風にも感じられ、僕はこの時点でもうすっかりヤラれちゃったんですが、この日の「頑張れ子供ばんど」のJICKのギターソロがバツグンに素晴らしかった。まずは低いところからスタートし、中盤からワウを効かせつつ扇情的なフレーズで一気に盛り上げていくドラマティックな流れ。再始動後ではこの日のテイクが白眉であったと僕は思っています。

さて、「のら猫」に続いては、タイトルコールもなくやや唐突気味に始まった5曲目。


モンダイの5曲目。


そのイントロを聴いた瞬間、ぶったまげちまいました。思わずノケゾった。

あの『子供ばんど大百科 1980-1988』にも未収録。というか、未だCD化されたことのない初期のハードチューン。まさかの「ちゃんばらロックンロール」復活後初披露!

嗚呼、なんてこった。この曲を生でまた聴けるなんて!!

1981年に東映創立30周年を記念して制作された映画『ちゃんばらグラフィティー斬る!』の主題歌として提供された原曲(歌詞:島武美 作曲:宇崎竜 童)にバンドがアレンジを施したもので、歌詞にはややイロモノ臭あれど、よく聴けば実に格好いいロックンロールナンバー。2本のギターのハモリもちゃんとフィーチャーされてるし、タニヘイさんの合いの手シャウトもこの日ちゃんと聴けました。

”ちゃんばらロックンロールありがと〜!今日のスペシャルでした〜!!”

いやはや5曲目にしてすでにお得感全開。しかもリハで1度演っただけで本番に臨んだそうで、歌詞が飛んじゃう瞬間があったりはしたけど、サイコーでした。 自分はこれ古くからのファンへのうじきさんからのプレゼントだったと勝手に理解しましたが、それにしても嬉しかったなぁ。

さて、そんな驚きとコーフンのまま迎えた6曲目は、今回のツアーで初めて演奏されたZEPへのオマージュを満載した待望の「生タマゴ」。まずはドラムが先導し、JICKの”ペラペラなシェルで〜 ”、そしてアタックを効かせたリフがタイトにキマっていく、その瞬間のキモチ良さたるや。そういえば、ちょっと記憶が曖昧ですがタニヘイさんはこの曲でテレキャスターを弾いていたんじゃなかったかなぁ。それって珍しいですよね。

そしてJICKが”バルタン”Vから赤のレスポールにチェンジすると、この日最初のMCタイムへ。

”ウケ狙いナシに、今日初めて子供ばんど見る人?”というマジメな問いに、あちこちから手が挙がり、それに送られる大きな拍手。いいムードです。

まるでバンドとファンが旧交を温め合うかのような、一方、初めての人たちにとってはバンドからの自己紹介風ともとれる「ドリーミン」は今回も中盤以降、シンガロング大会に。

それは例えばJICKのこんな歌いかけから始まって。

”みんなもいろいろあったと思うけど〜”

”そしてこれからもあっちゃこっちゃいろいろあると思うけど〜”

ふむふむ。

”けどもう安心さ〜”

”俺たちがいるから〜”

またもや大いに沸く場内。

そして”夢を追いかけて〜”の大合唱へ。

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そんな具合にひとしきりバンドと客が交感し合った後は「月下酔人」と「だからそばにいておくれ」というエモーショナルな2連発。これまた新旧の合わせ技で すが、後者はスタジオバージョンが存在しない、ライブでの目玉として古くからファンに愛されてきたナンバー。ちなみに2012年の2月に神戸ウインターラ ンドと京都拾得で披露されたリクエスト大会で堂々の1位に輝いた曲でもある。JICKの切々たる歌い上げとドラマ性のあるスケールの大きなアレンジは何度聴いても堪えられない魅力にあふれていますね。

そして、次に披露されたのが「風来坊」。とここまでの9曲中、新曲が5曲。MCの中でうじきさんが、今回のツアーはバンドの結成40周年とトーベンさんの 還暦(&芸歴40周年)のお祝いであると同時に、新作『CAN DRIVE 55』のお披露目ツアーでもある、と言ってましたが、まさにそれを地で行くような展開。

というわけで、ここまでがいわば序盤というか、続いて一発目のスペシャルメニュー登場と相成るわけですが、先にハナシを進める前に唐突ですがここでボーナストラック?をひとつ。

時を遡ること実に32年。1981年10月25日、当時4人が根城にしていた渋谷のライブハウス屋根裏での「ちゃんばらロックンロール」を簡単な動画にしてみました。ボーカルがオフ気味ですが、他のパートはなかなかいい感じに録れていると思います。とまれ、レア度の高さと共にお楽しみいただければ。


さて、スペシャルメニューの一発目ですが、ゆうさんとタニヘイさんが一緒にやっているバンド、グラニットハウスが登場。まずはMC役のうじきさんがボーカルのPEEさんとベースのノースビッチさんを紹介。PEEさんはタニヘイさんの実弟。なんだけどあまり似てない(笑)。はともかく、フロアからは”谷平兄弟〜”なんてコールが飛んだりして。

この日グラニットハウスは3曲演ってくれました。1曲目は4枚目のアルバム『Granite House 4』のオープニングを飾る、まさにショウの幕開けに相応しい、タニヘイさんの繰り出すキャッチーなリフとスケールの大きなアレンジがとても印象的なナンバー「Showtime」。この曲は本当にカッコイイ。大好きです。

続く2曲は今回初めて聴きましたが、ミディアムテンポの「窓の外はサンシャイン」と還暦の祝いにと、トーベンさんに向けて書き下ろした曲だそうで、本邦初 披露&演るのは今回が最初で最後かも知れない、と言うてましたが、どうやら12月20日の新橋ZZでのワンマンライブでも演奏されたみたいです。”ロックンロールスターはゆく/酔いにまかせて”の歌詞が「アル中ロックンローラー」を連想させる「ロックンロールスター」というタイトルの曲でした。この曲もカッコ良かったですね。

というわけで、ここでセットの前半が終了。うじきさんは”タレント業をやっている間、二人が一緒に音楽を続けていてくれたからこそ、自分は今ここに立てている”といった主旨のことを言ってました。

そして、サプライズはさらに続きます。

ステージにセッティングされた4脚の椅子。ステージに向かって左からJICK、すこし奥に控えた右隣にタンバリンとブルースハープを手にしたトーベンさ ん、そしてセンターにはタカミネの12弦アコギを構えた、この日も牛コス(牛柄のコスチューム)でしたっけ?のゆうさんが陣取り、その右にエレアコを構え たタニヘイさんという並び。それにしても、セット中盤でアコースティックのコーナーなんて、まるでレッド・ツェッペリンみたいじゃないか。

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演奏されたのは「生タマゴ」同様今回のツアーでお初となった「声をきかせて」。JICKによると『CAN DRIVE 55』の収録曲で最後に出来たというこの曲は作者であるドラマーの弾くギターをフィーチャーして披露されたのでした。

なんとも美しい12弦ギターの調べ。そこに乗るトーベンさんのハーモニカとタンバリンの音の響き。しみじみと聴き惚れモードのフロア。そして、タニヘイさんのこれまたなんとも美しいソロが聴こえてきたところで、

ん??

うじきさんが微妙な表情でもってゆうさんの元に歩み寄り、右手を掴んで演奏を静止(笑)。タニヘイさん「いいとこだったのに(笑)」

ここで一旦仕切り直しと相成り、結果僕らはここでもスペシャルなネタを堪能させてもらったのでした。

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この写真は新宿じゃないですね。どこだろう?

それにしても、これどこの会場でもそうだったんですが、演奏後のゆうさんコールがまぁすごかった。

さて、スペシャルメニューはまだ続きます。センターにひとつスツールを残して、今度はトーベンさんの還暦記念企画。ここまで毎回2曲をシグネチャーモデルのアコギ”茶太郎くん”を弾きながら歌ってくれましたが、どうやら予め演る曲を決めていないようで、

”レッド・ツェッペリン”のナンバーから”

なんてセリフにあちこちから”演って!”コールが(笑)。

すると、

”それと似たような曲”

で歌われたのが「天国行きのバス」。わはは。

2曲目はというと、

”じゃあディープ・パープル”のナンバー”

(笑)

さらに”ちょっとヘビメタ調の曲(笑)”なんて紹介で歌われたのが、4枚目のアルバム『おはよう今日一日 君は何しているの』のタイトル曲でした。

この曲、アルバムではうじきさんがコーラスで参加してますが、この日はそれを生で味わえた格好。2番に入ったところでタンバリンを手にやおらJICK乱入。そして場内は”お〜〜おぉ〜〜”の大合唱。と思ったら今度はJICKが突然ステージに呼び込んだゲスト、口笛太郎氏が見事な口笛で曲に色味を添えてくれました。

それにしても、トーベンさんが時折喉声を絞り出すように響かせる、よく通るそのロックな歌声はとても味があって、僕がこんなこと言うのもアレですけど、シンガーとしても進化しているんですね。

今回のツアーをきっかけにトーベンさんのソロをもっと見たい聴きたいと思った人、多いんじゃないかなぁ。ちなみに2月は8日(土)に下北沢のlete、24日(月)に岡山のオリオン、28日(金)に名古屋のストレガでソロのライブがあるようです。

湯川トーベン・ハナ:ライブスケジュール

さて、そんなこんなで祝!還暦なコーナーを終えたところで、今度はトーベンさんからいよいよ本日のスペシャルゲストが紹介されます。

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”サンプラザ中野くん”

に笑いながら速攻でツッ込みを入れるメンバー(笑)

そしてステージ下手から姿を見せた今宵のスペシャルな人。テレキャスターを抱えて現れたそのしなやかな出で立ちには思わず目を奪われたというか、男も惚れるカッコよさ。そしてマイクに近づくと第一声。

”サンプラザ中野くんです”

で笑いを取ってから、テレキャスターで弾き出した粒の立ったよく通るサウンド。「チャンスは今夜」のイントロが耳に飛び込んできました。

Hey Hey うじき〜 女がどっかの部屋で お待ちかねだぜ 今夜〜”

"Hey Hey とーべん〜 女がどっかの部屋で お待ちかねだぜ 今夜〜"

そしてあそこのシャウト。ちゃんと”こうちゃんっ”が”やまとっ”になってましたよ。

2小節のドラムソロからチャボ〜JICK〜タニヘイ〜そして再びJICKの順にギターソロのバトンが渡されていく。

Hey Hey たにへい〜 女の部屋に忍び込んで悪さしようってば〜 Hey Hey

ここでまたもやギターソロ合戦に突入。JICK〜タニヘイ、そしてチャボへ。

ノッケからこんな展開だなんて、なんともスペシャル過ぎる。

でもって再びタニヘイさんのギターソロから最後はギター3本組んず解れつ状態からエンディングに向けてのなだれ込み。

演奏後はチャボさんのMC。

”まずはトーベン、おめでとう還暦〜”

”やっと一人前になったなお前〜”

”そして凄いね子供ばんど、結成400年〜”

ここ、あのどこか飄々とした特徴ある語り口を思い浮かべながら読んでみて下さい。

さらには、

”こんなバンドが日本にはいなくっちゃよぉ〜”

客:イエーッ!

”だろーっ!?”

客:イエーーッ!!

”だろーーっ!?

客:イエーーーーッ!!!

場内もう大バクハツ。

それにしても、いちいち言うことがキマり過ぎ。

そして ”うじきが選曲してくれたんだ”の前フリで演奏されたのが「打破」でした。

まるで青い炎がめらめらと燃えているような、痛烈なメッセージがストイックに放たれていく。

ここでもタニヘイ〜JICK〜チャボの順にソロのバトン回しが鮮やかに披露されると、

チ:子供ばんど入りてぇ〜”

客 ”入っちゃえ〜”

チ ”タメ口聞くんじゃねぇ。入ってくださいだろ(笑)”

そして80年代に共演した当時の思い出話が飛び出すと、”サンキューうじき!次はこの曲歌わせてもらいます。”

で、クリーンなサウンドで3本のギターがひとしきり絡み合えば、聞こえてきたのはあのイントロ。

その瞬間、フロアが響めいた、あぁ、それを演りますか。多くの人がそう思ったに違いない。

いい事ばかりはありゃしない〜

まずはチャボがそう歌い出すと、大きな拍手と歓声が。そしてすぐに静まり返るフロア。

この日、”いい事ばかりで笑ってりゃウラメ ウラメで泣きっ面”で始まる2番と”昔にくらべりゃ金も入るしちょっとは倖せそうに見えるのさ”で始まる3番はJICKが歌いました。

そして4番を再びチャボが歌い始めたあたりで、天を仰いで苦悶の表情を浮かべるJICK。もしかしたらうじきさんはあそこで泣いていたのかも。そんな表情 にこちらもグッときまくりで、その瞬間、汗と笑いを満載した千秋楽公演に「涙」が加わりました。しかもチャボさんの声がまるで清志郎のそれに聴こえてしま う瞬間もあったりして。この曲は、あの場の空気感も含みでえらい感動的だったなぁ。

そして曲がエンディングを迎えると、ステージはまた4人体勢に。真っ暗になった場内に流れてきたのは、AC/DCの名曲「地獄の鐘の音」のSE(鐘の 音)。すると突然あのイルミネーションを仕込んだフライングVのシルエットがステージ上に浮かび上がったかと思えば、JICKがその「地獄の鐘の音」のリフを弾き出した。

それに応えるように今度はタニヘイさんが違うフレーズを被せると、照明が点灯。トーベンさんはときたら、アンガス・ヤングよろしく例の角のポーズをキメている。で、似合うんだこれがまた。

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セット終盤の幕開けは、これも間違いなく今回のツアーを通じてハイライトのひとつだったトーベンさんのソロ曲「バンドマン・ブルース」の子供ばんどバージョン。

”のるかそるかで唄ってる それがバンドマーーン!”

気になるギターソロはタニヘイ〜JICKの二枚刃仕様。そこでトーベンさんがシャウト気味に二人の名前をコールしていくんですが、これがなんともカッコ良い。

”オレ達死ぬまでバンドマンだぜーーー!!”

そんな〆のシャウトが最高。この曲は今回だけの特別仕込みでなく、今後も子供ばんどでどんどん演って欲しいと思いました。うん、何度でも聴きたい。

そして、ここから先は怒濤の畳み掛け。ラストまでブッ飛ばしまくりの口火を切ったのは「ターザンの逆襲」。JICKはここでPaul Reed Smithに持ち替えたのかな。続いては、今も昔もライブに欠かせないナンバーのザ・筆頭「アル中ロックンローラー」でトーベンさんがセンターに移動。い つものようにバンザイポーズをキメれば、JICKは下手にセッティングされたアル中専用?のエフェクターボードにセットしたワウを操りながらイントロのソロをキメる。

ライブでのこの曲の楽しさを文章にすることは本当にむずかしい。てか、無理です。ましてや中盤からのアドリブ満載で披露されるネタ、その行き当たりばったり感から曲が再びテーマへと戻り、エンディングに向けて疾走していくあの時のコーフン度合いたるやもう。

続く曲はこれまた大いに盛り上がる必殺のアッパーチューン「ロックンロール・トゥナイト」。そして本編の〆は「踊ろじゃないか」という鉄板の選曲でした。フロアにいつの間にやら色とりどりの風船が投下され、場内はさらに陽気なエネルギーに満たされ、ぼくもあたしもますますくるくるぱー状態。あーー、もうえらい楽しいっ!!

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そしてアンコールでは再び全員がステージに登場。いや、まだひとり出ていない人がいるぞ。

ジ:”始めちゃっていいのかよ〜”

そんな焦らし攻撃からのチャボさん再登場。

チ:”都知事の猪瀬くんに捧げます”

チ:”マネー、金だ”

いま思えば、まるでその後の顛末を予言するかのような口上で披露されたのが、やはりうじきさんからのリクエストだったというRCの『カバーズ』に入っている「マネー」。この選曲には興奮しましたね。なにせアルバム収録全11曲中、サウンド的には「シークレット・エージェント・マン」と共に最も刺激的だと感じたのがこの曲だったので。

スタジオ版では、1番をチャボ、2番を8月に亡くなってしまった山口冨士夫、3番を三浦友和が歌っていますが、この日は1番チャボ、2番をトーベン、3番をPEE、そして清志郎が歌っていた4番を満を持す感じでJICKが歌いました。

でふと思ったのは、この曲をリクエストしたうじきさんの胸中には山口冨士夫さんを弔う思いもあったんじゃないだろうか、ということ。加えて『CAN DRIVE 55』の2曲目「Na.Na.Na.」で聞こえてくる子供達の声。それが歌詞のメッセージ性をさらに痛烈なものにしているわけですが、ここにも『カバーズ』からの影響とオマージュが込められているんじゃないかって。※ 「風に吹かれて」と「ラヴ・ミー・テンダー」に子供たちの歌声がフィーチャーされています。
 
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THE RC SUCCESSION 『カバーズ』 UPCY-9151(2005年リマスター)

ふぅ。やっとここまで来たぞ(^^;

そして、お次に登場したのはやはりこの曲でした。「サマータイム・ブルース」。

ジ:”仲井戸センパ〜イ!!”

2番のボーカルをいきなりゲストに振ってしまうJICK。

チ:うじき〜今夜ぁ歌舞伎町案内するぜ〜

ジ:ぜったい今日は帰らない〜!ありがとうチャボ〜!!

最初のギターソロはチャボさんがボトルネックでキメて、そこからひとしきりソロの掛け合いをやった後は、この日は例の竿振りは無しで、あのツインのフレーズへと突入。

そして迎えるエンディング。

チ:子供ばんどぉ〜!!

大盛り上がりでもって大所帯版サマタイ終了。

が、これじゃあまだ終わらない。終われない。

そして迎えたダブルアンコール。そういえばこの曲を演ってなかったよね、の「カモン! 絶好調!」をラストに持ってきたのはきっと本日の主役、トーベンさんに花を持たせた粋な計らい。

ここでの最大の見どころは、滅多にソロをやらないゆうさんがラストにダブルペダルを高速で踏み込みながら聴かせてくれた怒濤の、それこそ雷鳴のようなソロ。それを笑顔で見守るメンバー達のリアクションがなんだか嬉しい。

そして”ゼッコーチョー!!”のシャウト。

す、凄ぇ〜!!

まさにフィナーレを飾るに相応しい、パーペキなエンディングでもってバンド史に残る記念すべきライブは終了したのでした。

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というわけで、終演は22時を回っていたという、本ツアー最長のフルボリューム仕様。ツアーファイナルに相応しく祝祭ムードあふれる実に濃厚な3時間、大いに楽しませてもらいました。

フロアではさらにアンコールを求める手拍子が続いていたけど、自分もそれに加わりながらも、一方でもう胸いっぱいというか、大満足って感じで。

ありがとう!子供ばんど!!

☆★☆


さて、2014年の子供ばんどは一体どんな活動を見せてくれるんでしょうか。まだ具体的なことは決まっていないみたいだし、今年はワールドカップでうじきさんも何かと忙しそうだし。それでも、僕はもっと夢の続きが見たい。

それに、これ某所にも書いたんですが、やっぱり40代、50代のオッサンオバチャンが気兼ねなく好きなスタイルで騒げるライブが必要なんだって。いまってそんなライブないじゃないですか。

だから子供ばんどにはその持ち前のサービス精神でもってこれからもキーポンロッキン!!

まずは次の一手を楽しみに待ってます。


最後に、こんな長ったらしい文章をおしまいまで読んでくださったあなたに大感謝!!


どうもありがとうございます m(__)m


【ACT #030】祝!結成40周年!ナヌッ、還暦?!ツアー2013 最終日 - 12月6日(金)新宿BLAZE
Opening SE : あまちゃんオープニングテーマ
01. 55
02. Na.Na.Na.
03. のら猫
04. ちゃんばらロックンロール
05. 生タマゴ
06. DREAMIN' (シーサイド・ドライブ)
07. 月下酔人
08. だからそばにいておくれ
09. 風来坊

10. Showtime ★
11. 窓の外はサンシャイン ★
12. ロックンロールスター ★

13. 声をきかせて
14. 天国行きのバス☆
15. おはよう今日一日 君は何しているの ☆ with JICK(Chorus, Tambourine), 口笛太郎(Whistling

16. チャンスは今夜 ■
17. 打破 ■
18. いい事ばかりはありゃしない ■

19. 地獄の鐘の音(AC/DC)〜バンドマン・ブルース
20. ターザンの逆襲
21. アル中ロックンローラー
22. ロックンロール・トゥナイト
23. 踊ろじゃないか

EN1
24. マネー □
25. サマータイム・ブルース □

EN2
26. カモン! 絶好調!

★ Granite House
☆ 湯川トーベン(ソロ)
■ with 仲井戸麗市
□ with 仲井戸麗市, PEE (Granite House), ノースビッチ (Granite House)

再始動後の子供ばんどライブ - セットリスト早わかり表 pt.3


【003】2013_4_27-9_22

#021 2013.04.27 ARABAKI ROCK FEST. 13, Miyagi

#022 2013.05.05 TOWER RECORDS SHIBUYA, Tokyo

#023 2013.06.09 SHIMOKITAZAWA GARDEN, Tokyo

#024 2012.09.22 NAKATSUGAWA THE SOLAR BUDOKAN 2013, Gifu

2013.06.25記★「ロックの日!子供ばんど × フラカン」下北沢GARDEN 6月9日(日)其の弐

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…というわけで、フラワーカンパニーズに続いて登場した我らが子供ばんど。

今回は初めて「サムライダマシー」の出囃子に乗って登場。ゲバゲバもいいけど、やっぱりコッチの方が燃える。

4/27 アラバキや5/5渋谷タワレコと同様、この日も『CAN DRIVE 55』のアタマ3曲を一気に聴かせるすべり出し。整理番号が200番台だったので、前方での参戦は諦め、その代わりってこともないんですが、今回はじっくりと鑑賞させてもらおうと、まずは「55」についてはトーベンさんのベースに注耳しようと決めていて、そしたらやっぱり飛び出したフーの「リアル・ミー」 を彷彿とさせるフレーズに圧倒されつつも思わずニンマリとしちゃったり、この日もアルバムの間そのままに飛び出すゆうさんのフィルインからの 「Na.Na.Na.」ではドラムに注耳状態。するとカウベルの音もいつになくダイレクトに耳に飛び込んでくるし、あとコーラスですね。例えば「かわすすべなし〜」や「マニュアル通り〜」の位置のそれ。ライブではゆうさんが一人で取ってることに今回初めて気付きました。

うじきさんはラジオに出演した時などに「55」は最後にレコーディングした曲だと言ってましたが、この曲、出来てくれて本当に良かった。

これがあるとないとじゃ大違い。ってか無いことがまるで想像出来ないというか。この曲で気持ちよくノラせてもらってから続く「Na.Na.Na.」に突入する瞬間。これを白眉と言わずして何と言う?

『CAN DRIVE 55』を初めて聴いた時、ここでまず最初にKOされたんですよね。だからライブでもこの2曲が続けて演奏されるのが嬉しくて、それは次の3曲目もそうなんですが、「Na.Na.Na.」のエンディングでJICKがGフラット?の音を伸ばしたままアンプに近付いてフィードバック、そしてくるりと向き直すやいなや飛び出した「カモン! 絶好調!」のイントロ。ザクザクと刻まれていくソリッドなビート。矢継ぎ早に飛んでくる軽妙なセリフ。そして迎えるクライマックスでの4人総出のシャウト。この日はゆうさんも「ゼッコーーチョウッ!!」ラストをやはりシャウトでキメてくれて、これが実にカッコえがった!!

そして、ここで最初のMCタイム。まずはもうすぐデビュー25周年を迎えるフラワーカンパニーズにおめでとう!そしてJICKが当初は彼らの曲と知らずにダウンロードした「深夜高速」の話などをしてましたね。

JICK「自分達もこれからそんな曲作りたいね?」

タニヘイ「作ってないの?俺たち(笑)」

客とメンバー「(笑)」

JICK「俺たち55だけど、いつかそんな曲に出会えたらと思って新しいアルバム作りました〜」

そんな流れから僕にはJICKがその自信の程をちらと覗かせたようにも見えた、今回も”タニヘイのギター大好きです!”の前台詞付きでスタートした「月下酔人」。スタジオバージョンからエモーショナル度数2割増で歌い上げていくJICKとザラッとした感触ながらもとてもコクのあるタニヘイさんのギターが胸に響いて。

とそんな具合に新曲を4つ続けたところで、お次ぎは懐かしいところを2つ。「ジャイアントマンのテーマ」を聴くとキモチが一瞬にして「あの頃」へとすっ飛んでしまうというか、復活してからあまり演奏されてないから新鮮に響くっていうのもあるかも知れないけど、毎日狂ったように子供ばんどを聴きまくってた頃の記憶がじわじわと蘇ってきて何だかもう甘酸っぱいったらありゃしない。

そんな風に、新曲を聴くのとはまた違ったニュアンスで「復活」のヨロコビを実感しつつ、終盤のメロディアスなJICKのギターソロに酔いしれました。

そしてお次は「お前はトラブルメイカー」。今回ミドルセクションでJICKが披露したのは70年代中頃、まだ十代だった頃に、ベーシスト不在のまま(なんとか間に合わせのメンバーを入れて)下北沢ロフトでライブを演った日のエピソード。終演後に”ベルボトムのジーンズを履いた大門軍団のようなレイバンのサングラスをかけた人物(その日の対バンのメンバーさん)”から「お前らサイコーだよ。一緒にやらない?」そんな風に上から目線で(笑)話しかけられ・・

するとゆうさんが、

「湯川さん、お願いします!」

なんとトーベンさんがバンドに加入するきっかけバナシだったのでした。

詳しいことはゆうさんのmixi日記6月8日分をご覧下さい。サンダーキッズを名乗っていた頃のハナシだそうです。

「お前はトラブルメイカーありがと〜〜」

とここでナチュラルカラーの見慣れないギターにチェンジするJICK。ヤマハのPacifica USA2だったと思うんですが、2フレットにカポを付けてクリーンなサウンドを鳴らしながら歌われたのは『CAN DRIVE 55』リリース後初披露となる待望の、本当に待望の「River of sorrow〜孤独の河」。

中盤をドラマティックに盛り上げるタニヘイさんのソロがなんとも感動的でしたが、部分的にはまだこなれてない感もあって、けど今後「だからそばにいておくれ」や「さよならBOY」といった名曲と共にセットの中盤を締めるスケールの大きなバラードナンバーとして強い存在感を放っていくんでしょうね。

続いてはツインのユニゾンフレーズにフロアが大いに沸いていた「風来坊」。これって2月2日に京都拾得でライブをやった時、JICKがMCの中で「今タニヘイがこんな曲に取りかかっていて〜」とサワリだけ紹介した曲だったことを思い出しました。それがこんな完成形を迎えたと。

そして以前にもちょっと触れましたが、すわ新曲か!?いや違う。これは後で知ったんですが、次の曲はフラワーカンパニーズの「俺たちハタチ族」のカバー(タイトルを「俺たちイソジ族」とコールしてました)。ただストレートなそれではなくて、オケがアメリカンハードロック調にアレンジされた、それがまた実に子供ばんどらしくってカッコ良かったです。

”やれるだろう やれるはず 言い続けて55年!” ここでもタニヘイ〜JICKとバトンが渡されるギターソロが炸裂してました。

そして続くTOKYOダイナマイトで場内はさらにヒートアップ。再始動後のこの曲はとにかくドラムが凄いことになってると自分はいつも感じていて、それはまるでまっすぐに伸びたラインの上を数ミリたりともブレることなく高速ですっ飛ばしていくようなイメージ。手と脚のパワーが偏りなく正確に伝達されているからこそ、どの音も驚く程クリアに耳に突き刺さってくる。

でもって、ラストは中期子供ばんどの傑作ロックアンセム「ROCK & ROLL WILL NEVER DIE!!」で大興奮のうちに本編は終了しました。

アンコールはフラカンのメンバーを呼び込んでのセッションと化したわけですが、ここでJICKがあの裸オーバーオールで登場。曲は”まだ演ってないじゃん”な2曲が選ばれて。

「アル中ロックンローラー」はイントロのリフも「たどりついたら〜」以降のボーカルも、途中のソロも一部、そして後半のアル中説教も(説教になってなかったけど)フラカンのメンバーにまかせて、あとは師弟対決、2本のベースが火花を散らす?バトルとか、唐突にストーンズのJUMPIN' JACK FLASHのイントロが鳴ったと思えば、マエカワ氏がミックの真似を披露してトーベンさん大爆笑とか。

『風小僧通信』より”ミックと松の湯

続いてはひさしぶりに聞く”みーんみーん”からのサマタイ!ここでいつの間にか(たぶん最初からだったと思うけど)ドラムがゆうさんからフラカンのドラマー に代わっていて、でゆうさんはどうしてたのかと言えば、なんとギターを抱えて最前線へ。そして曲はそのまま総勢7人の竿振りに突入!そこから今度はボーカル二人によるバトルがひとしきり繰り広げられると、ラストはゆうさんのギター振りでエンディングを迎えるという想定外の展開でもってこの日のライブは終了と相成ったのでした。

ちなみにこれもmixi日記情報ですが、この時ゆうさんが弾いていたギターはGodinのRadiatorというモデルだそうです。

これとは色が違ってましたが、とてもフィンガーボードが綺麗なギターで音も良いらしいですね。

というわけで、長々と書き散らかして参りましたが、ライブ後、いつものように『CAN DRIVE 55』を聴きながらの道すがら、そんな具合に新曲をライブとCDで、リアルタイムでもって楽しませてもらっているゲンジツにあらためて感謝しつつ、今はまた次のライブを楽しみに待ちたいと思います。

【ACT #023】ロックの日!「子供ばんど x フラカン」@下北沢GARDEN

Opening SE : サムライダマシー
01. 55
02. Na.Na.Na.
03. カモン! 絶好調!
04. 月下酔人
05. ジャイアントマンのテーマ
06. お前はトラブルメイカー
07. River of sorrow〜孤独の河
08. 風来坊
09. 俺たちイソジ族 ※フラワーカンパニーズ「俺たちハタチ族」のカバー
10. TOKYOダイナマイト
11. ROCK & ROLL WILL NEVER DIE!!

<子供ばんど&フラワーカンパニーズメンバー全員でセッション>
12. アル中ロックンローラー
13. サマータイム・ブルース

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2013.06.25記★「ロックの日!子供ばんど × フラカン」下北沢GARDEN 6月9日(日)其の壱

子供ばんどにとってはこれが復活後23本目のライブ。

で、今回はどっちが先に演るの?

それについてはうじきさんがMCの中で「どう考えたって自分達が前座だと言ったんだけど〜」

ところが、フラカン自ら先手を引き受けたんだそうです。

それぞれが1時間ずつ演奏し、最後はセッションで〆という流れ。と書くと何やらありがちな感じですが、自分はこれまであまり2マンのライブって見たことないですけど、ステージ上には終始相手をリスペクトするとても友好的な空気が流れていて(MCタイムがどちらも相手バンドの話題ばかりという)、今思い返してもそれはなかなか体験出来ないムードだったんじゃないかなぁと。

というわけで、子供ばんどは2番手で登場。今回は出囃子が「サムライダマシー」に替わっていて、、、と書いたところで、いやまてよ、と。

今度ばかりはチョットだけでも”共演者”のことに触れておくべきなんだろうな。ということで、今は3年前に出たという『フラカン入門』というベスト盤を聴きながらぽちぽちとキーを叩いてます。

「ドリーミンとサマータイムブルース聴いてスゴイと」

「(JICKが)カーリーヘアでヘルメットかぶって」

「さよならBOYをバンドでコピーした」

MCではそんなセリフが飛び出して。

それがどれも自然でヘンないやらしさが無くって、中でも「地元、名古屋のFMで放送された子供ばんどのライブを録音したテープを伸びるまで聴いた」「MCまで真似した」なんて下りには、なんだ一緒じゃん、みたいな。 

彼らの音楽って、正直言うとあまり好んで聴くタイプではないんですけど、ただ、この曲は昨年リリースされた最新作に入ってるらしいんですが「ロックンロー ル」という曲。えらい強い目ヂカラと気迫でもって「ロックンロールは続いてく/どこにもたどり着かないで」と歌っているのを目にした時のあの胸の中がざわつく感じは今も残っていて、なのでついさっきその最新作『ハッピーエンド』をポチったところです。

今聴いているベスト盤の中からは「脳内百景」を演りましたね。ところが、彼らにとっての最大の代表曲って言っていいのかな?「深夜高速」はいつも演奏するもんだと思ってましたがさにあらず。

この曲はうじきさんにとっての生涯初ダウンロード曲だったらしく、さらにはこんな歌を歌うバンドがいるんだと、聴きながらありがとうと号泣した、とまで言わしめた曲。ナゼか演奏されませんでした。

そういえば、この「うじきさんの初めてダウンロード」についてはマンモスのシングルDVDがリリースされた一週間後にUPされた動画の中でも触れられていましたね。

「マンモスの唄」Tシャツ、DVD、MP3配信について【子供ばんど】
http://youtu.be/Fz0UmXxEVq8

それと忘れちゃならんのが、今回のライブでは互いの曲をカバーし合うという試みがなされていて、フラカンはこれがリアルタイムで聴いた初めてのアルバムだったのかな?『HEART BREAK KIDS』の中から「JUKE BOX ROCK'N' ROLLER」を。対する子供ばんどは彼らの「俺たちハタチ族」を「俺たちイソジ族」に変え、アレンジも子供ばんどの流儀というか、ギターオリエンテッドなハードロックに変えて演奏しました。

セットリストはネットにあがっていたものをいただきました。

「ロックの日! 子供ばんど×フラカン」at 下北沢GARDEN - 9th June 2013

01. 脳内百景
02. ドッチ坊主大会
03. SO LIFE
04. 切符
05. アンテな ※新曲
06. JUKE BOX ROCK'N' ROLLER ※子供ばんどのカバー
07. NUDE CORE ROCK'N'ROLL
08. ビューティフルドリーマー
09. ロックンロール
10. なんとかなりそう
11. 煮込んでロック
12. Mr.LOVE DOG
13. チェスト

えっと、長くなったので子供ばんどの部については稿を改めます。

追伸 この入門ベストに入ってる曲では「はぐれ者讃歌」「夜明け」「発熱の男」の3曲が良いなぁ今は。

2013.04.29記★ARABAKI ROCK FEST. 13(みちのく公園北地区「エコキャンプみちのく」 4月27日(土)

遠くから聞こえてくる音に誘われるまま音のする方向へ歩いていくと、やがてステージの全貌が視界に、と同時にブ厚い音像がガツンと耳に飛び込んでくる時のあのワクワクする感じ。自分が音楽好きなことをあらためて実感する瞬間であるし、それもフェスの醍醐味のひとつなんだなぁって。

けど、子供ばんどのステージだけは早めにスタンバって、今回もまた最前で楽しませてもらいました。

今年は2年続けて出た<陸奥>ではなく<荒吐>という小振りなステージでの演奏。実はこれ知らなかったんですが、アラバキって同じバンドでの連続出場は2回までという決まりがあるんですね。今回ステージが変わったのはそのせいもあるのかな?結構日が迫っての出場発表だったし、だからかなりバタバタもしたけど運良く今年も参加することが出来ました。あれ?ってことは来年の出場はナシってこと?いやいや、そんなカタいこと言わずに、伝説のロックグループが新生スタートしてますってことでぜひ来年も出場して欲しい。あ、覆面バンドで!?それナイスです(笑)

さて、時折黒い雲がパラパラと雨を降らせたり、冷たい突風が吹きつけたりと、ああ、これが東北のGWか、さすがにさぶいわーな中、例の三味線ジングルに続いて出囃子「ゲバゲバ」が鳴り響くとまずはJICK以外の3人が登場。そしてPRSを肩から下げたJICKが破顔でステージ中央に駆け出してくる。あれ?一昨年はヘルメットアンプ&ミニギターであさっての方向から登場。そして昨年は影武者起用といったサプライズが用意されていたのだけれど、今回は意外にもあっさり目の登場。が、その理由はノッケから立て続けに演奏された3曲がどれも新曲だったことでナルホドというか。つまり今年はそれこそが最大のサプライズであった訳ですね。

実は、演奏開始直前にJICKのギターが鳴らないというトラブルが発生し、そのままゲバゲバはエンディングを迎え・・・。スタッフ達が急ぎ対応する中、一旦JICKはステージ袖に走って消え、あらためてゲバゲバリスタート。笑いととまどいが微妙にミックスした空気の中、けれどいつものあのディストーションサウンドが一発かき鳴らされれば一瞬にして場の空気は締まって臨戦態勢へ。そしてゆうさんのカウントから飛び出したのは耳馴染みの無いイントロ。

「Oooooh Yeah!! Feel so good!!」

「行けるとこまで行ってみよう!」

「We
're still alive 55!!」

そっか、これがアルバムのオープニングナンバ
ー「55」なんだ!

明快でキャッチーなメロディラインをもったハードドライヴィングナンバー。実にオープニングに相応しい爽快感。そしてガツンと切り込んでくるタニヘイ〜JICKへとバトンが渡されるギターソロ!縦横無尽に歌いまくるベース!パワフルかつ確実にバンドを推進させていくドラムス!うーん、カッコイイ!!

そして続く「Na.Na.Na.」はヘヴィなリズムにツェッペリンを思わせるリフが絡むナンバー。タニヘイさんの作曲だそうです。これまた実にカッコイイ!!ところが、初めて聞く筈の歌詞にどうも覚えが、と思ったら、以前うじきさんがこの曲の歌詞を入力中のPCの画像をツイッターに上げていたことを思い出しました。

「何をしたんだ?俺たちはさぁ」「愛せる時代を残してあげたい 全ての子供に俺たちがさぁ」そんな痛切なメッセージ。誰のせいだとかでなく、大人達全員の責任として未来を生きる子供たちのために何をすべきなのか、という広い視野に立ってのメッセージがスケールの大きなグルーヴに乗って放たれる。だけど、決してシリアスになり過ぎることなく、あくまでも明快かつポジティブに「外」へと向かうスタンスが実に子供ばんどらしくって素敵。あ、ここでもタニヘイ〜JICKのギターソロが炸裂してます。スタジオバージョンはどんなサウンドに仕上がっているんだろう?リズム隊の音とか凄そうだな。早く聴きたい。

3曲目はトーベンさんが書いた「カモン!絶好調!」。この曲はすでに何度かライブで披露されているけど、トーベン&JICKという強烈な2大個性がある意味拮抗しながら、ガツガツガツと刻まれていくドライブ感抜群のサウンドが気持ちイイったらない。「ホトケのツラ拝ませるぜ」「最後にゃ勝つ!ゼッタイ勝つ!!」。そして「ゼッコーチョー!!」トーベンさんのシャウトが暮れかけた空に向け放たれると最後はゆうさんのセリフ「絶好調♪」で〆。スタジオバージョンもこんなエンディングだったらいいな。最高!!

でもって、もうこのあたりで自身のココロがうんうんと大納得のサインを出してるのが自分でも凄く嬉しかったというか 。

続いてはMCタイム。「今日初めて子供ばんどを聴いた人?」に手を挙げる常連メンバー(おいおいw)。そして5月5日の新作リリース発表に大いに湧く会場。ここまで演奏した3曲が新作の「AイチからAサン」
であることが明かされ、次はジュンスカだからちょっとくらい押してもいいだろうとか、一度呼び込んでおいてすぐに戻された森純太氏とか、あれやこれやありに続いて歌われたのは、JICKの「俺も大好き!タニヘイのギター」なんてセリフにも思わずグッときた「月下酔人」。粘っこくエモーショナルなタニヘイさんのギターが詩的だけと骨太な歌詞によく似合う。僕はまたもやここに新生子供ばんどの姿を、そしてすでにこの曲が自分にとって大切な曲になりつつあることに気付かされ、実はここでちょっとだけ泣きました。

そんなこちらのしみじみとした気分を昇華させるかのように間髪入れず飛び出したタニヘイさんが弾くおなじみのリフは「アル中ロックンローラー」。となればボルテージは一気に最高潮へ。それにしてもこの曲でのトーベンさんのシャウト唱法はますます凄みを増している。後半は「おっさん」のコール&レスポンスからの「アラバキ!アル中〜」からの「だいたい誰においてもあるんだイェイイェイイェー」からの「青春してるかーー!!」からの「子供ばんどは永久に不滅でぇーーす!!」からの凄まじいドライブ感のバクハツ!!笑

ラスト、振り絞るようなシャウト「アル中ロックンローラーーー!!」にまたしても大コーフン!

そしてそして最後はトーゼンの選曲「サマータイム・ブルース」。アドリブの歌詞&全身でもってオーディエンスへの感謝を表現するJICKに全力で応える僕ら。実は今回のステージが荒吐と知らされた時に自分が真っ先に思ったのが、このステージに用意されている花道の存在。その先端で3人があのえんやっとっとをキメるシーンを想像した日にゃ。

バンドにもそんな狙いがあったのか、ここまでどの曲でも、アル中ですら誰も花道に入ることなく、だからこそのまさに満を持しての花道突入!!その瞬間の興奮たるや。

そしてあの見るものをトランス状態へと誘う、エンディングの大爆発。それは子供ばんどのステージでしか味わうことの出来ない種類の強烈無比なカタルシス。圧巻!!こうしてキーを打っている間にも血圧が上がってきますが、とにかくあっと言う間に過ぎた30分と少々。本音を言えばもうあと1曲演って欲しかったけど、今回もまた夢のような時間を過ごさせてもらいました。

次回はいよいよ5.5ですね。告知では「ミニライブ」になってますが、みんなでマックス盛り上げてミニじゃなくしちゃおう。

【ACT #021】ARABAKI ROCK FEST. 13(みちのく公園北地区「エコキャンプみちのく」)

ステージ:荒吐<ARAHABAKI> 17:45〜
Opening SE : ゲバゲバ90分!のテーマ
1. 55
2. Na.Na.Na.
3. カモン!絶好調!
4. 月下酔人
5. アル中ロックンローラー
6. サマータイム・ブルース

画像はジュンスカの森純太氏がステージ袖から撮ったというサマタイのナイスショット!!お借りしました (^^;

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再始動後の子供ばんどライブ - セットリスト早わかり表 pt.2


【002】KB_2012_4_29-2013_2_3

#011 2012.04.29 ARABAKI ROCK FEST. 12, Miyagi

#012 2012.06.09 CLUB CHANGE WAVE, Iwate

#013 2012.06.10 LA STRADA, Miyagi

#014 2012.09.01 YOKOHAMA Bay Hall, Kanagawa

#015 2012.09.08 OTODAMA '11-'12, Osaka

#016 2012.09.09 HAMAMATSU MADOWAKU, Shizuoka

#017 2012.11.24 CLUB Diamond Hall, Aichi

#018 2012.12.02 HARAJYUKU CROCODILE, Tokyo

#019 2013.02.02 JITTOKU, Kyoto

#020 2013.02.03 JANUS, Osaka

※12月2日の原宿クロコダイルは2部制でした。なので、例えば1-1「MIDNIGHT FLIGHT (BE THERE)」は1部の1曲目、2-1「馬鹿な男のR&R」は2部の1曲目ということになります。

2012.09.06記★【YOKOHAMA SUMMER ROCK FES. Revolution Rocks 2012】2012年9月1日(土) YOKOHAMA Bay Hall(土)


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この日子供ばんどは全9組中8番目に登場。機材のセッティング中はPINK FLOYDの『狂気』が、メンバーが登場する時はFRANKIE GOES TO HOLLYWOODの「RELAX」が流れました。

4人全員がこの日のために作ったと思われる「出没注意 横浜ベイホール」とプリントされた赤Tでキメての登場。さぁ一発目は何だ?臨戦態勢バッチリでバクハツの瞬間を待てば、耳に飛び込んで来たのは一瞬何の曲かわからなかった(新曲かとおもた^^;)「ROCK ME」。アルバム『NO GIMMICK』(1986年)のラストを飾るナンバーで、もちろん現在の4人での演奏はこの時が初。アタマからいきなりサプライズ投下というニクイ展開。

続いては5月5日、記念すべき第1回目の子供ばんどチャンネルで初披露された新曲へ(タイトルはまだ決まってない模様)。この曲、自分は勝手にアラフォー〜アラフィフ世代への応援歌と決めつけちゃってますが、6月10日の石巻La Strada以来2度目の演奏。そして一気に会場がヒートアップするのを感じた「のら猫」へと続きます。今回も対バン形式ゆえ、基本MCらしいMCは抜きで飛ばしまくり。

続けて演奏されたのは「TOKYOダイナマイト」。会場の熱気はすでに沸点に達するかのよう。歌詞に”TOKYO”と”YOKOHAMA”が入り混じる当日限定バージョンだったのは言わずもがな。ここまでの4曲がもう多彩というか、バリエーションを効かせながら畳み掛けてくる。そしてトーベンとJICKがリードをシェアし合う「マンモスの唄」でさらにリズムのバリエーションの幅を浮き彫りにさせながら、この2曲が続けて演奏されると何やらリアルなメッセージ性というか、どこかヒリヒリとした感覚が胸の中に広がったりもする。

この日はJICKがYAMAHA SG-1000UX JICKカスタム、タイヘイさんがホワイトのカスタムメイド・ストラトキャスター、トーベンさんはあの年期の入りまくったフェンダー・プレシジョンを弾き、ゆうさんは使い回しのいつもよりバスドラの口径が小さめなラディッグのセットを叩いてましたが(ハイハット、スネアとイスは自前で持ち込んだそうで す)、ここでJICKがギターをPRSへチェンジ。お、来るか?来るのか?

Bmのコードをちらと鳴らせば、あちこちから歓声が。僕が子供ばんどをよく知らない、この日他のバンド目当てに来場した人達にぜひ聴いてもらいたいと思っていた曲の登場。むき出しの心情をシンプルかつストレートに吐露した歌詞がダイナミックに展開していくアレンジに乗せ切々と歌い上げられていく。再始動後でもすでに定番と化したスケールの大きなバラードナンバーですが、僕はこれまででこの日の演奏が一番グッと来ました。とにかくJICKの感情の込め方がハンパない。だからなのか、途中演奏がアヤしい感じになったりもしたのだけれど、それはそんな強い思いがもたらしたものじゃないかとすら思えてますます胸に響いちゃったくらい。

”だからそばにいておくれ、ありがとうーー”

そして間髪入れず切り込んでくるイントロは「アル中ロックンローラー」。先の曲でザワザワとこちらの感情を波立たせておいて、今度は極陽のパワーでもって一気に昇天させちゃおうって算段。このいわく言い難い絶妙のコントラスト感たるや。こちらはもうただひたすら音にビートに身を任せ、バンドの演奏に全身でもって応えるのみ。どうだ、これが子供ばんどだぜ!!極上のロックンロール!!眼前で展開される圧巻のパフォーマンスに、また背後からドッと押し寄せてく る(この日は最前列で堪能させてもらいました)リアクションの濃さにこちらのキブンもますますアガってくる。

そしてラストに飛び出したのが「サマータイム・ブルース」。いわばトーゼンの選曲。それにしてもこのエネルギー感たるや一体なんだ? 途中DEEP PURPLEのライブ版「Strange Kind Of Woman」を一瞬だけ連想させた(笑)JICKとタニヘイさんの掛け合いを経て、例の3人えんやとっとではピークをステージ前方でキメてくれて大コーフン。凄ぇ!でもって楽しい!!

終演後、ツイッターで「客席との一体感ハンパない」というツブヤキを目にしたのだけれど、全くもって同感。それが子供ばんどのライブだし、他のバンドのファンの人達に是非体感して欲しかったブブンだ。

ちなみにこれ某所でもう何度も言ってることだけど、昔と比べてどうとか抜きに心の底からパフォーマンスを楽しめるって事実が感激モノだし、実際昔とはキーを変えている曲があったりはするけど、体感的にそれをものともしない現役感120%で攻めてくる心意気が、嬉しくてたまらない。だから昔のような年中ライブ行脚なんて望んではいないけれど、願わくば、終了後にこれまでで今回が最高!!といつも思わせてくれるアップデート感バツグンなライブをこれからも届けて欲しいと思う。

☆★☆

今回のフェスはどこか大人のそれといった佇まいがなかなか心地よくって、自分は途中から参加したのだけれど、今回初めて観ることが出来た、1975年頃の ジェフ・ベックのテイストを想起した小野瀬雅生氏のGo'n'zo Ropp、トーベンさんがいるパワートリオ、天月のギタリスト田中”ヤッチ”裕千さんがゲストとして参加していたどこか懐かしさとぬくもりを感じさせるサウンドが心地よかったKEIKO WALKERさん(ヤッチさんのソロが火を噴いていた「Woodstock」のカバーが秀逸!)、そしてある意味ギタージャンボリーと化したCHARのカ バー大会が強く印象に残ってます。とても素敵なフェスでした。

【ACT #14】 Live at YOKOHAMA Bay Hall, Yokohama, Kanagawa - Saturday 1st September 2012

1. ROCK ME
2. 新曲(♪All because of me〜)
3. のら猫
4. TOKYOダイナマイト
5. マンモスの唄
6. だからそばにいておくれ
7. アル中ロックンローラー
8. サマータイム・ブルース

最後に、当日の「サマータイム・ブルース」の動画が上がっていたので貼らせてもらいました。この日は演奏前にフォトグラファー、ハービー山口氏とのフォトセッションがあったそうで、ここでもハービー氏が撮影している様子を確認出来ます。それってもしかして新譜用のシューティング?期待はいろいろと募るばかりですが、今後の子供ばんどの動向からますます目が離せません問題!!

再始動後の子供ばんどライブ - セットリスト早わかり表 pt.1


【001】KB_2011_4_18-2012_4_20

#001 2011.04.18 YAMAHA GINZA STUDIO, Tokyo

#002 2011.04.19 YAMAHA GINZA STUDIO, Tokyo

#003 2011.07.20 NHK STUDIO 101, Tokyo

#004 2011.08.13 RSR FESTIVAL 2011 in EZO, Hokkaido

#005 2011.08.28 ARABAKI ROCK FEST. 11, Miyagi

#006 2011.10.25 Golden Circle Vol.16, Tokyo

#007 2011.10.26 Golden Circle Vol.16, Tokyo

#008 2012.02.18 KOBE WYNTERLAND, Hyogo

#009 2012.02.19 JITTOKU, Kyoto

#010 2012.04.28 club SONIC iwaki, Fukushima

2012.04.11記★湯川トーベン ソロライブ 藤沢WESLEY 2012年3月24日(土)

初めてフォークロックスのライブに行ったのが去年の5月だから、あれからもう10ヶ月以上経ってるのか。嘘みたいだな。

先月の24日、地元藤沢市のバーでトーベンさんがライブをやるというので行ってきました。実はソロのライブを見るのは今回が初めて。

僕は勝手にアンプラグドな感じを想像していたのだけれど、この日はグリーンのセミアコ(メーカー不明)を木製キャビネットの年期の入ったアンプ(こちらもメーカー不明)に繋いで鳴らしていました。あ、もちろんボーカルマイク有りです。

普段から酒を飲まないので、これまでバーというものに縁の薄い人生を送ってきた自分ですが(と書くといかにもつまらん人生って感じだよなぁ)、こういう音楽の愉しみ方ってのがあるんですよね。

なんかこういつものライブだぜって構えた感じでなく、ふらっと出かけて小さなハコの片隅でリラックスしながら生演奏を楽しむ。それが昔から憧れていたバンドマンの演奏だったりしたらもう最高。

今回初めてお邪魔させてもらったWESLEYというバー。店内にはジャズプレイヤーのポスター、そして壁という壁には落書きがびっしり。マスターは吉原さんという方で、ご自身もギターを演奏されるらしい。客席はカウンターとその奥に円形のテーブルがひとつ。10名も座れば満席といったキャパの店で(満席でした)、今回僕は一番奥の窓際という端っこ好きにはありがたい場所に陣取らせていただいて。途中休憩を挟んだ2部構成で約2時間。全部で15曲くらいですかね、下戸のくせに珍しくアルコールなんぞちびりちびりやりながらとてもリラックスした気分で楽しませてもらいました。

演奏は8時をちょっと過ぎたあたりからスタート。1曲目がカーナビーツの「モニーモニー」(オリジナルはトミー・ジェイムス&ションデルズ)で、次がスパイダースの「地球が逆さになればいい」だったと思いますが、隣で一緒に観ていた筋金入りのトーベンファンの人(関東湯川会の会長さん)に聞いたところで は、この日は比較的カバー曲が多めだったようで、確かに和洋取り混ぜてセットのほぼ半分くらいですかね、先の2曲の他にやはりスパイダースの「恋のドク ター」(あの"注射ピュッピュッ!"ってやつ)、ビーチボーイズの「ドゥユワナ・ダンス」(オリジナルはボビー・フリーマン)や、2ndセットではディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」をホルダーにセットしたハーモニカを吹きながら。あとラスカルズの「グッド・ラヴィン」なんてところも日本語詞 で歌ってくれました。そうそう、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」もあった。

オリジナル曲は幻想的なものとか牧歌的なバラードとか、シニカルだったり結構辛辣な歌詞の曲、笑わされつつも妙に身につまされちゃうのとか、多種多様でありながら、自分はどの曲にも一本筋の通ったトーベン流ブルースの匂いを感じました。

それととにかく佇まいがいいんですよ。飄々としたムードにフランクなオーラとでも言うのかな、その上色気もあってまぁ格好イイ。

曲間のしゃべりも力が抜けていて自然流。医者の掛け持ちで花粉症の薬だらけ。何がなんだか判らなくなったから結局全部飲むのを止めたとか、気心の知れた音楽仲間達とのあれこれとか。そうそう、個人的に強く反応しちゃったのが「ツェッペリンの初来日公演の武道館2日間行った」ってやつですね。71年の9月23日と24日。中盤のアコースティックセットで客がダレ始めたとか、曲が長過ぎて理解出来なかったとか、途中で帰っちゃった(!)など、当時まだ十代ならそれもむべなるかなと思わずナットクなライブ評?が聞けたのが嬉しかった。そう、今じゃすっかり伝説として語り継がれてるけど、僕はこの正直なコメントが妙に腑に落ちたというか。リアルタイムで体験した人の大半の感想ってこんな感じじゃなかったかと思うんですよね。前半の怒濤のラッシュは確かに凄まじい。けど、まだ大物が来日する機会も少なかった当時、理解不能なブブンが多かったんじゃないかと。

この日特に強く印象に残った曲を2つば かり。おそらくどちらもまだCD化されていないと思いますが、まずは1stセットの最後に歌われた歌詞の中に”アルマジロ”が出てくる曲。フォークロックスのCDを初めて聴いた時にも感じたすこぶるキャッチーなんだけど、ブリティッシュな匂いがちょっと渋みを加えてるみたいな。そこに乗る歌詞がわりと攻撃的で。それと2ndセットの2曲目に演奏された「サイケ」って曲。この曲は先のフォークロックスのライブでも演奏されて、僕はもうとにかく一聴してえらく気に入っちゃったんですが、その弾き語りバージョンも味があってよかった。この2曲は何度でも聴きたいなぁ。そしてアルマジロな歌もいつかバンドバージョ ンで聴いてみたい。

それにしてもあれですよ、タニヘイさんとゆうさんのいるグラニット・ハウスのライブを観た時にも感じたんですが、子供ばんどが現役で活動してくれているという事実を踏まえた上で、こんな風にそれぞれのメンバーのライブを楽しめるというのは何とも贅沢でハッピーなことだなぁ、とあらためて感慨しきりな夜でありました。

これからも出来るだけ足を運びたいですね。今月20日の天月@横浜「CLUB SENSATION」も行きたかったけどその日はSilverheadの2日目だし、27日のソロ@下北沢「ロフト」はロジャーの3日目。そうこうしてい るうちに今年もアラバキの子供ばんどが近付いてくる・・。

次回は5月25日の天月@横浜「STORMY MONDAY」に行きたいです。

当日の写真ですがこんなのしか撮れませんでした。セッティング中のヒトコマですが、何だかよく判らんですね。けど一応トーベンさん写ってます(笑)。

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左の3作目『そら』から「食パンとミルク」と、最後に「退屈に誘われて」を演ってくれました。

2012.04.10記★『子供ばんど ザ☆ベスト ~入門編~』出ました

ってまぁもうすでに5日経ってますけども。

CDとしてはこれが3つ目のベスト盤になりますかね。選曲:奥田民生 銀盤の最大収録時間イッパイに詰め込まれた全16曲。そして先にリリースされたボックスセット『子供ばんど大百科 1980-1988』(11CD+1DVD) 同様、阿部利幸氏によるリマスタリングが施されています。

今回ベスト盤をリリースすることになった経緯や衝(笑)撃のジャケットデザインなどについてはうじきさんがココ↓で語ってくれていますが・・・

『ザ・ベスト~入門編』についてのコメント

基本的にブツの仕様などにはあまり頓着していないというか、関わっていないみたいですね(笑)。

しかし『子供ばんど大百科 1980-1988』を手に入れていて今回のベスト盤を買った人ってどれくらいいるんだろう?音質がそれ程変わるわけではないし、全ての曲がボックスセッ トに収められている・・・と思いきや、選曲者の意向とは関係無しに収録されたという16曲目の「SILENT SURVIVOR」がニューリマスター音源としては初CD化(旧音源は中~後期のベスト盤『FOOTPRINT OF KODOMO BAND (D32P6059 廃盤)』に収録)。それとやっぱあれですかね?このジャケは持っておきたいというか、ファンなら一家に一枚というか。ゆうさんが意外なほどしっくり来ちゃってるのがアレですが(笑)タニヘイさんが何度見ても相当ヤバい(爆)。

ちなみに初回生産分には特典としてこんな9cm x 9cmのステッカーが封入されています。

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選曲については・・・自分ならどんな並びにするだろう?とつい考えちゃいますね。1曲目はやっぱり自分も「のら猫」しかないと思うし、となるとお次はどうしても「キャプテン・キッド」だし、3曲目も「頑張れ子供ばんど」でないとどうも落ち着かない。ここまでデビューアルバムの流れそのまんま。

で もってここから先、仮に「電車のうた」や 「ものめずらしげに」をやむなく外したとしても「ロックンロール・トゥナイト」「ターザンの逆襲」「サマータイム・ブルース」「踊ろじゃないか」を外すわけにはいかない。てことは全16曲としてこの時点ですでに7曲。私的最高傑作がこのデビュー作なのでここまではある意味トーゼンの流れと言えるわけですが、さらに自分としてはそこへアルバム未収録のシングル曲「ちゃんばらロックンロール」と「お前はトラブルメイカー」をどうしても入れたいわけです。となるとこれで9曲。あと7曲か・・・。2ndから5曲は入れたいしな(笑)

ベスト盤の選曲ってのは楽しい反面、しんどい作業でもあるんでしょうね。その対象に思い入れが強ければ強いほど。民生氏もきっと悩みまくったに違いない。

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OCTAVE OTCD-2514 4月4日リリース
解説(小松明美)・歌詞・ディスコグラフィ(アルバム/シングル)付

ところで、お次はどんなカードが待っているんでしょうね。果たして今回の続編はあるでしょうか? あって欲しい。そして僕はそれをぜひライブ盤にして欲しいと思うわけです。

なにせ正真正銘屈指のライブバンドですからね。スタジオ音源とライブ音源は車の両輪の如し。不可分なわけで、その両方でもってバンドの実像を新しいファン に向け強くアピールしていく。『ダイナマイト・ライブ』がホールクラスでの音源を中心に作られていたので、今度はライブハウスの音源で攻めてくれると嬉しいなぁ。で『続・入門編』とか。ファン投票で収録曲を決めるなんてのも面白そうです。

① のら猫
② ハードレイン
③ DREAMIN'(シーサイド・ドライブ)
DREAMIN.jpg DREAMIN_b.jpg
キャニオンレコード
w/ Rock & Roll Singer
④ 頑張れ子供ばんど
⑤ TOKYOダイナマイト
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『ジャイアント:ステップ』
キャニオンレコード A8A0002
w/ から回り ママは最高 ツイスト アンド シャウト

⑥ 17's KISS
JUKE_BOX.jpg JUKE_BOX_b.jpg
EPICソニー 07 5H-159
w/ JUKE BOX ROCK'N' ROLLER
⑦ 時は流れて
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『ジャイアント:ジャンプ』
キャニオンレコード A8A0003
w/ ロックンロール・フーチークー ロンリー・ナイト 朝

⑧ HEART BREAK KIDS
⑨ ブタ箱ブギウギ
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『ジャイアント:ホップ』
キャニオンレコード A10A0001
w/ Rock & Roll ハリケーン お前の事ばかり ジャイアントマンのテーマ

⑩ アル中ロックンローラー
⑪ ロックンロール・トゥナイト
⑫ ジャンピング・ジャック・フラッシュ~サティスファクション
⑬ サマータイム・ブルース
⑭ さよならBOY
⑮ 踊ろじゃないか
⑯ SILENT SURVIVOR
フジテレビ系アニメーション『北斗の拳』主題歌
うじきつよし 作詞・作曲
キャニオンレコード 7A0620
w/ DRY YOUR TEARS(同エンディングテーマ)

ひょっとして「サマータイム・ブルース」が1982年のシングルバージョンになるんじゃなかろうか?とも思いましたが、入っていたのはやはりアルバム・ バージョンでした。マルチトラックからの編集でアタマにかぶっている「ものめずらしげに」のディレイが消されていたら驚喜だったんですが :P

なのでこのバージョン↓は現在も未CD化ということになります(B面の「WALKIN' AWAY」もそう)

SUMMERTIME_BLUES_82.jpg SUMMERTIME_BLUES_82_b.jpg
『SUMMERTIME BLUES  あんたはまだまだ子供だよ
(子供ばんどのサマータイム・ブルース)』
キャニオン・レコード 7A0192
w/ WALKIN' AWAY

2012.01.31記★11CD+1DVD『子供ばんど大百科 1980-1988』其の参

11月11日にリリースされたBOXセット『子供ばんど大百科 1980-1988』 のボーナスDVD『発掘映像』に収録されている日比谷野音の映像を観ていて思い出していたことがもうひとつありまして。

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池袋ヤマハでの出会いから何度目のナマ子供ばんどだったろう? 翌日に2ndアルバム『POWER ROCK GENERATION!!』のリリースと”やったぜ!子供ばんど ライブ1000本記念コンサート”@久保講堂が控えていた1981年5月4日、4人は”Real Rock See Saw Scene vol.1”と同じ日比谷野音で開催された内田裕也氏プロデュースのライブイベント”Unknown Soldiers - 無名戦士達”に出場。

フライヤーを見ても今じゃ何も思い出せないネームがあったりしますが、逆にこの日僕に強い印象を残してくれたのが、例えば後にソロで大ブレイクする大沢誉志幸が在籍していたクラウディ・スカイ。

R&Bの影響を感じさせる音楽スタイルと子供ばんどにも通じる笑いもジューヨー、なスタンス(コスチュームもカラフルだった)。いやしかし一番印象的だったのは強力なボーカルで、股間をまさぐりながら(笑)声を振り絞り歌う姿が今でも焼き付いてますね。それと曲も良かった。なので、後日デビューア ルバム『明日はきっとハレルヤ』を入手したのでした。


そして、このイベントがきっかけとなってアルバムを手に入れたもうひとつのバンドが鋭利な刃物のようなサウンドでもって持ち時間フルに疾走し、演奏を終えると疾風のごとくステージから去っていった大江慎也在籍時のルースターズ。彼らも実にカッコ良かった & 可愛い女の子のファンが多かった(笑





他にはですね、無名じゃないのにナゼか出場していたバウワウとか、朝というバンドのボーカルは後にCM曲に起用された「涙をふいて」でブレイクした三好鉄生だったとか、匂い立つような異物感がえらく刺激的だったあがた森魚のヴァージン・ヴィズ(ヴァージンVS)とか、グラムロックっぽい音を出していたような気がするTHE ZIG ZAGとか。。時間の都合で終盤に登場したTHE MODSと町田町蔵(現:町田康)のいたINUが観られなかったのは、今思い返しても残念。





で、肝心の子供ばんどはといえば、前年の7月6日よろしく飛び道具を装着したJICKが客席後方から登場(バンドフラッグはなかったような)。ミニギターのパフォーマンスをキメたまでよかったんですが、ギターを持ち替えたところでなんとトラブル発生。

全くギターの音が出ない状態があれ10分ほど続いたんじゃなかったかと。この時はまだ3人がアドリブで間を繋ぐといったこともなく、ステージはしばし無音の状態。足元のエフェクターと格闘していたJICKに裕也さんがマイクを通して「落ち着け」なんて声をかけたりして。

1曲目の「Rock & Roll Singer」がスタートしたのはすでに持ち時間の3分の1を使い果たしちゃってたのかな。メンバー、中でもJICKはかなり悔しかったんじゃないかと想像するけど、子供ばんどのことを知らない客が4人の演奏にノックアウトされる様を見届けるのを楽しみにしていた自分にとっても残念な一幕でした。もちろん、再開してからの演奏はいつものノリでキメてくれたことは言うまでもないんですけども。

さて。

そんなほろ苦い思い出の残るイベントの翌日に行われたのが、通算ライブ本数1000本を記念するワンマンライブ”やったぜ!子供ばんどライブ1000本記念コンサート”@久保講堂

今回のBOXセットで再発されたライブアルバム『ダイナマイトライブ』(1982年5月5日発売:前日は渋谷公会堂でライブだった記憶が・・)にはこの日 の演奏から「アル中ロックンローラー」「だからそばにいておくれ」「DREAMIN'(シーサイド・ドライブ)」の3曲が収録されています。

ところが、以前にも何度か書いた通り、このライブ盤はLPより収録曲数の多いカセットテープ版(32P9064)が同時にリリースされていて、なので僕はそのカセット版での再発を熱望していたんですが・・・。

『DYNAMITE  L・I・V・E』(ミュージックテープバージョン)
・品番 32P9064
・発売日 1982年5月5日
・ギンギラバッジ付属(先着10,000本限定だったっけ?)

収録曲
SIDE A
01. Introduction ~ ジャイアントマンのテーマ (1981.12.11 "NAKANO SUNPLAZA")
02. 頑張れ子供ばんど (1981.12.11 "NAKANO SUNPLAZA")
03. Rock & Roll ハリケーン (1981.12.11 "NAKANO SUNPLAZA")
04. サマータイム・ブルース (1981.12.11 "NAKANO SUNPLAZA")
05. お前はトラブル・メイカー (1981.05.05 "KUBO KODO")

06. だからそばにいておくれ (1981.05.05 "KUBO KODO")

SIDE B
01. お前の事ばかり (1980.07.06 "HIBIYA YAON")
02. DREAMIN'(シーサイド・ドライブ) (1981.05.05 "KUBO KODO")
03. Rock & Roll Singer (1981.05.05 "KUBO KODO")
04. のら猫 (1981.05.05 "KUBO KODO")

05. アル中ロックンローラー (1981.05.05 "KUBO KODO")
06. 踊ろじゃないか (1981.12.11 "NAKANO SUNPLAZA") ※ロング・バージョン

*ミュージックテープ (32P 9064) のみに収録

てなわけで、イケナイあたしは今回もまたひとつ動画をUPなんぞしちゃおうと思うわけでして(全然BOXセットについての記事になってないし・・)、そのカセット版には久保講堂の音源として他に中盤での客との掛け合いが聴きものとなっている「お前はトラブルメイカー」と「Rock & Roll Singer」「のら猫」の3曲が収録されています。そこで今回はB面の3曲目に収められている「Rock & Roll Singer」をブツの写真と共にどうぞ。

2012.01.15記★11CD+1DVD『子供ばんど大百科 1980-1988』其の弐

30年以上前に手に入れたアナログ盤をやおら引っぱり出してはためつすがめつ。

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音源自体はしょっちゅうCDやそれを取り込んだiPodで聴いているから懐かしさを感じることは無いのだけれど、こんな風に古いブツに触れていると突如と して得も言われぬ感覚に襲われることがありますね。あの脳裏に勝手にフラッシュバックしてくる感じ。しかもちょいと切なさ混じりで。

そんな時、僕はその感覚をもっと味わっていたい、逃すまいとするのだけど、いつも決まってすぐに消え去ってしまう。瞬間的とはいえ、その感覚の濃厚さは例えば「あゝ懐かしい~」と口にすることで全て言い表せてしまうレベルを遥かに超えたものだったりするわけで。うーん、うまい言葉が思い浮かばないな。

とまれ、今回自分にそんな感覚を喚起させたきっかけのひとつが、11月11日にリリースされたBOXセット『子供ばんど大百科 1980-1988』のボーナスDVD『発掘映像』であることは分ってるんですけどね。

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収録されているのは、

①サマータイム・ブルース(1980 日比谷野音 Real Rock See-Saw Scene ライブ)
②Rock & Roll Singer(1984 NEW YORK CBGB ライブ)
③ROCK & ROLL WILL NEVER DIE!!(1984 NEW YORK オフショット)

の3曲。そう、たったの3曲。

正直もっと収録して欲しかった、容量に余裕あり過ぎだし、とついツッコミを入れたくなりますが、それは収録されている内容がバツグンに面白いからであって、中でもライブ映像①②がもたらすインパクトはもう絶大。

実はどちらも映像作品『実録 子供ばんどの歴史』 にチラ見せ程度に収録されていたもので、これもっと見たい!と思っていた人は多いはず。それが今回拡大バージョンとして日の目を見たわけですからね、そりゃあ嬉しい。

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さて今回は、デビュー前のライブ映像①についてちょいと掘り下げてみたいと思うわけですが、撮影されたのは1980年7月6日に日比谷野外音楽堂で開催された、当時SEE SAWレーベルに所属する4組のバンドが出場したイベント。『WE LOVE 子供ばんど』の裏ジャケの写真がこの時に撮られたものだということはファンならご存知かと思いますが、実は後にレーベルのPR用として当日のライブ音源を 収録したLP(非売品)が制作されていました。
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『REAL ROCK SEE SAW SCENE Vol.1』 (B-1050)
SIDE A
               1 のら猫(「野良猫」と表記)/子供ばんど(3:42)
               2 キャプテン・キッド/子供ばんど(3:01)
               3 世の中カワルサ/TENSAW(4:50)
               4 DOBUITAst. (Mr. Blues Guy)/TENSAW(5:36)

SIDE B
               1 1999/ザ・ロッカーズ(2:07)
               2 気をつけろ//ザ・ロッカーズ(2:48)
               3 可愛いあの娘/ザ・ロッカーズ(2:14)
               4 キャデラック/ザ・ロッカーズ(1:57)
               5 You're Like A Doll Baby/ジョニー・ルイス&チャー(8:11)

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この日トップバッター2番手として登場した子供ばんどは2曲の収録。ミニアンプを載せたヘルメット&ミニギターという飛び道具を装着したJICKがステージに駆け上り弾きまくるところから始まるんですが、その途中でいきなり「のら猫」がカットインしてくるという荒っぽい編集。そしてMCを挟んで「キャプテン・キッド」へ。

実はこの日の「のら猫」はJICKがワンコーラス目の歌詞を繰り返して歌っている珍しいバージョンになっていて、それが歌詞カードにもそのまま記されているんですね。こんなところがいかにもデビュー前の制作って感じですが、そのレア具合が音源フェチとしては何ともタマらない。それとMCの収録ですね、興味深いのは。これは子供ばんどの旨味というか長所をレーベル側がきちんと掴んでいたことのあらわれなのかも。

それにしても今回蔵出しされた映像といい、このPR盤に収録されている音源といい、どちらも未発表のブブンがたっぷりと残されているのは間違い無いハズなので(ちなみに『DYNAMITE  L・I・V・E』に収録されている「お前の事ばかり」がこの日比谷野音での演奏です)近い将来、完全版と銘打ちリリースされることを願ってやみません。

スタジオ作品は一部のオリジナルLP未収録の曲を除けば、ほぼ再発が叶ったので(ナゼ真の完全版を目指してくれなかったのか、そこにもどかしさが残るけど)、次回はぜひライブ・アンソロジー的な箱モノのリリースに期待したいところ。出来れば映像と音源を抱き合わせたヘビー級で。それだってバンドが活動していれば不可能なことじゃないと思うんですよね。今回のBOXセットがそうであったように。

というわけで、今回このPR盤から1曲拝借して動画を作ってみました。

作業している間に僕が思い出していたのは、1981年の某月某日、卒業を目前にしてヒマを持て余していた埼玉在住の高校生数人が何か面白いもんないか?と 雑誌「ぴあ」を見たことから、その日池袋のヤマハ(ヤマハ池袋東ショップ)で初めて目撃することとなった子供ばんどの演奏。これがもうとにかく衝撃的だった。

海の向こうの名曲群に決して引けをとらない見事なリフを中心に構成された楽曲と確かな演奏テクニックが生み出すドライブ感。タイプの異なる2本のリードギターの掛け合いもとても鮮烈だったし、それまで聴いてきたどの日本人ボーカルとも違う洋楽寄りでロックな歌いっぷりにもシビレた。モチロンあの気分が高揚しまくるステージアクションと笑いのセンスも忘れちゃいけません。

そんな衝撃を受けた翌日、近所のレコード屋で手に入れたのがデビューアルバム『WE LOVE 子供ばんど』(帯には『ウィ・ラヴ 子供ばんど』)でした。

”サザンオールスターズ、シャネルズを生んだEast Westの'79グランプリを軽くかっさらった、最高のロックンロール・ブギー・バンド!!衝撃のライヴ・パフォーマンスを秘めてデビュー!!” ~帯より~

この「ロックンロール・ブギー・バンド」の称号に今また強くナットクしつつ、そんな一連の懐かしさが、今は切なさでなくワクワク感をともなったそれであるのは、つまり子供ばんどが今も現役で活動しているバンドだからなんですよね。

そしてここが個人的にとても肝なんですが、肝心のパフォーマンスの内容が過去と比べて云々というエクスキューズ抜きで楽しめる、心からスゴイと実感出来ることが本当に嬉しくて。長くファンを続けてきた身としては実に幸せなことですホント。

てなわけで、いずれ消されちゃうかも知れないけど(これが初めての公式音源up)未発表ライブ音源集リリースへの願いを込めてってことで。

2011.11.22記★11CD+1DVD『子供ばんど大百科 1980-1988』其の壱

9月23日にJ-WAVEの番組「OTOAJITO」に出演した際にうじきさん本人の口から飛び出した子供ばんどBOXセットリリースの報せ。

あれから50日。

2011年11月11日に予定通りリリースされました 『子供ばんど大百科 1980-1988』 (発売・販売元:(株)ウルトラ・ヴァイヴ)。

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<BOX内容>
◆LPサイズBOX仕様 ◆1980~1988年に発売された全アルバム(12タイトル・CD11枚)完全収録! ◆うじきつよしによる全アルバム解説、当時の貴重な写真他を含む40ページの豪華ブックレット! ◆オリジナル歌詞カード(LPサイズ)を完全復刻(24ページ)!

●封入特典 ★デビュー直前のライブ映像、ニューヨークでのライブ映像他収録の特典DVD入り! ★復刻ポスター(B3サイズ入り)!

●(初回生産分のみ)★ライブ会場のみで販売された幻のLP『ROCK & ROLL WILL NEVER DIE!!』(1984)を子供ばんど特製お買いあげ袋に入れて進呈!

① WE LOVE 子供ばんど(80/10/21)
② POWER ROCK GENERATION !! (81/5/5)
③ GIANT(HOP,STEP,JUMP) (81/11/21, 81/12/21, 82/1/21)
④ DYNAMITE L・I・V・E (82/5/5)
⑤ HEART BREAK KIDS (83/5/5)*
⑤ Yes! We are KODOMO BAND (83/11/21)*
⑥ ROCK & ROLL WILL NEVER DIE !! (84/5/5)
⑦ HUNGRY BOY (85/5/5)
⑧ 120% PURE (86/5/5)
⑨ NO GIMMICK (86/12/15)
⑩ Before ZERO (87/7/7)
⑪ KODOMO BAND ROCK (88/8/10)
*「HEART BREAK KIDS 」「Yes! We are KODOMO BAND 」(ミニアルバム)は1枚のディスクにまとめて収録。

2011.10.15記★新曲DVD『マンモスの唄』とっくのとうにリリース中

ったくもう、念願のリリース叶ったというのにだんまりですかい? >自分

バンド史に新たな足跡が加わった記念すべき日だというのにね。

8月8日ピーカンの月曜日。再始動子供ばんど23年ぶりの新曲「マンモスの唄」リリース(激遅っ)。

思い起こせば1月30日、公式サイトの開設と共に知らされた子供ばんどの再始動。

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そして翌31日には4月29, 30日の『ARABAKI ROCK FEST. 11』への出場と4月19日にヤマハ銀座スタジオでライブを行うことを発表。

その後、3月11日には19日のチケット秒殺完売の好評を受けて、前日18日の公開ゲネプロが決定。

その18日のオープニング曲がこの「マンモスの唄」でした。

震災からひと月あまり。文化表現に携わる人たちが創作に向かうにあたりおそらく避けようにも避けられない今回の自然災害と人災の影響。

子供ばんどもやはりそこに真っ向からもの申す楽曲を携え、バンド史の新たなページをめくってくれたわけです。

Ginza Music Concierge:震災で傷ついたファンを元気にしたい。元気を日本中に伝播させたい。

Yamaha ART "BACKSTAGE":伝説のバンド復活! 子供ばんど 永久凍土解凍!!

そして半月後の5月5日こどもの日、何かしらのニュースが飛び出すに違いない。そう信じていた僕ら子供KIDSはYouTubeにUPされたこの動画によってマンモスのレコーディングが既に開始されていたことを知らされ・・


その3週間後にはこんなより突っ込んだ内容の動画が登場



ほんでもって8月8日、相変わらずのゾロ目こだわりでもって待望の

祝!リリース!!Tシャツもあるでよ)

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『マンモスの唄(DVD)』
kids power label(復活…涙…)KIDS-2011-1

収録時間は10分25秒。16:9のワイドスクリーン。まずはこんなマニフェストのスクロールに始まり、ゲネプロの5日前、4月13日のリハーサル風景というヨダレもんの初出映像へ。そこでのやり取り、まだアレンジが固まっていない曲を4人が作り上げていく様子が垣間見れるファンには実に堪えられない約4分間。

そして本編へ。以前からYouTubeにUPされていた内容に新たな編集が加えられ、音質も大きく変化。

こうして永久凍土の眠りから目ざめたマンモスはさらに進化した姿でもって僕らの元に届けられたというわけです。

2011.10.10記★ハーベスト2011 木村充揮 X うじきつよし from 子供ばんど 2011年9月23日(金)神戸ウィンターランド

またしても二週間以上経っちゃいました。

書きかけのエントリー、仕上げとかねば。

★☆★

思えば関西でライブ参戦なんてこれが初じゃなかろうか。

ウラ西入りならしょっちゅうだけど、今回はそのオモテ版(?)。

9月23日、3連休初日の「秋分の日」。神戸・三ノ宮にあるWYNTERLANDというライブハウスでレアな音を浴びてきました。

あ、今回も子供ばんど関係のエントリーです。もうね、今の自分の音楽ライフは子供ばんどを中心に回ってますから。

ところがこの日はちと変則的でして。

「天使のダミ声」の異名をとる元憂歌団の木村充揮氏が日替わりでゲストを迎えながら一週間ぶっ続けで出演する『ハーベスト2011 神戸ウィンターランド』。その第二夜のゲストがうじきさんなのでした。

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バンド名義のライブじゃ無いし、近場ならいざ知らず、関西だしナぁ・・・などとチト迷いつつも、でもずっと音楽活動を止めていたうじきさんがソロ名義でステージに立つ、そんな激レアな瞬間に立ち会えるチャンスがこの先いくつあるだろう?(もちろん沢山あって欲しい)そう思ったら参戦のモチベーションが急上昇。元々憂歌団の歌も好きだしね。

結局、前日の23時に横浜駅を発つ夜行バスで現地入りし、ライブがハネた後はこれまた23時に三ノ宮を発つバスで帰還という強行軍で行ってまいりやした。

開演は19時30分。その30分前あたりに入場し、ステージを見やればまず目にとまったのがドラムセット。その隣にはベースアンプらしきものも。そしてその前には椅子が一脚。ん?一脚?

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ステージには二人だけ。互いに椅子に腰掛け、やや向き合いながらアコギをかき鳴らしブルースを歌う。漠然とそんな図を想像していたんですが、さにあらず?

木村サンの向かって右隣にはスタンドマイクが1本。椅子は見当たらない。ギターもどうやら本日のメインは赤のレスポールのよう。ちなみにステージ端に置かれたスタンドにはヴィンテージ・ホワイトのSG-1820とTAKAMINEの12弦ギターPT110-12が乗っていました(『Player』7月号見ながらキー叩いてマス)。

こりゃひょっとして嬉しい誤算ってやつ?と期待値を上げながら開演までの時間をジンジャーエールなんぞちびりちびりやりながら過ごしてると、やがて木村サンと2人のメンバーが登場。おっ、やっぱりバンドだ。

椅子に腰掛けフルアコを抱え、まずは焼酎?の入ったグラスを口に運び、実に美味そうにちびり・・ちびり・・ちびり・・。そして「好きにやりま~す」「みなさんも好きに楽しんでくださ~~い」。なるほど、この何ともゆるりとしたすべり出し、噂通りだ。

とここで早々にメンバーが紹介されました。

ドラムス:高岡憲治 ベース:福栄宏之 木村充揮BANDのリズムセクションです。

そして程なく丸みを帯びたギターの音がふわっと立ち上ると・・・一曲目は
「Georgia On My Mind」。し、渋っ。

ところがそんな印象が様変わりし始めたのが4曲目だったか、荒っぽいダミ声で歌われた「真っ赤なホッペ」。そして曲は歌詞に”春一番(@天王寺野外音楽堂)”の名が登場する郷土愛を感じさせる「天王寺」、僕は市井の人たちへの応援歌として聞いた「出稼ぎブルース」と続く。それにしても超個性的な佇まいとパフォーマンス。アタマの中をワン・アンド・オンリーの文字がちらちらと舞い始める。

けど、それが似合うことにかけちゃ本日のゲストだって負けちゃあいない。

”うじきぃつよしぃ~~!” 一際デカい声で木村サンに呼ばれ、歓迎ムードの中ステージに登場したうじきさんは真っ赤な子供ばんどTシャツにジーンズという出で立ち。レスポールを構えいつものゴリッとしたオーバードライブサウンドを放つとシャウト一発。すぐに木村サンもそれに応え、場の空気が一気に盛り上がる。

”ワン、ツ、スリー、フォー!”

高岡さんのカウントからまず飛び出したのが「サマータイム・ブルース」。 子供ばんどの持ち歌としていつものドライブ感バツグンのギター&ボーカルで攻めるうじきさんと、一貫してナチュラルなクリーントーンで応戦する頑固な木村サン(笑)。ひたすらコードをかき鳴らす個性的なソロを披露してくれましたが、ツインでハモるフレーズはカット。そしてこの曲を終えると木村サンは一旦ステージを降り、以降3曲はうじきさんをメインにトリオで演奏されました。

まずは「ロックンロール・フーチークー」。切れ味の鋭いソロが抜群に素晴らしく、リズム隊もややコンパクトな印象ながらとても上手く、引き締まった演奏を展開。そのシンプルなバンドサウンドに近年のリック・デリンジャーの演奏を重ね合わせたのは僕だけ?

続いてはARABAKIのギターセッションで奥田民生の歌とギターを交えて演奏された記憶もまだ新しい「ジャンピング・ジャック・フラッシュ~サティスファクション」が 登場。2曲を繋ぐあの見事なリフは16小節縮められ(ハモらせずに)ソロへ突入。ここでもギター、ボーカル共にキレキレ。実に気持ち良さそうに演奏する姿がやけにまぶしく、僕はこの日うじきさんがいつになくリラックスしているように見えたんですが、そんなバリバリの現役感でもってロックしまくる姿に演奏後 ”何やってたの!今までっ!”そんな愛あるヤジが飛ぶ(笑)。

カバー曲3連発に続いては、今度はうじきさんからの応援歌「DEAR, MY FRIEND」。4月の銀座ではアコギの弾き語りで演奏したこの曲をこの日はそのままレスポールで。巧みにトーンをコントロールしながら、エモーショナルなソロを聴かせてくれました。

”キム~ッ!” ここでうじきさんが木村サンをステージに呼び、新曲「マンモスの唄」を一緒に演奏するという想定外の展開。”俺はヤバイぜ~~” オリジナルではトーベンさんが歌っているパートを二人が歌うあたり、やけに新鮮に響きます。バンドの演奏もリハ十分といった感じでタイトにキマってました。

そして次が最後の子供ばんどナンバー。86年にカバーしたモップスの「たどりついたらいつも雨ふり」も二人でリードボーカルをシェアしながらの演奏。他の曲に比べアレンジに作り込まれた感が少ないせいか、木村サンの持ち味が最もフィットしているように感じましたね。

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続いては憂歌団の曲を2つ。「金持ちのオッサン(Hey, Mr. Rich Man)」「おそうじオバチャン」。オリジナル版にあるジャジーなテイストに代わりこの日はロックンロール臭がぷんぷん。その持ち込み主はモチロンうじきさんのギター。

で、この2曲を終えたところで一旦うじきさんがステージを降りると、ライブは再び木村トリオの演奏に。しみじみと歌われた「キスに願いを」。木村サンにうながされサビをシンガロング「いつか来た町」。一気に盛り上げていくロックンロール「オモロイナ」「心はマ・ル・ハ・ダ・カ 」でまずは本編終了。

でもってこの後にアンコールナンバーが演奏されたわけですが、私的にはここがこの日のクライマックスでした、間違いなく。

再度うじきさんも参加して演奏された憂歌団時代の名曲。起伏のある木村サンの歌唱のスケールの大きさとそこにフルアドリブで絡んでいくギターソロが実に見事だった「胸が痛い」

オリジナルのアコギのイントロをファットなレスポールサウンドでなぞりながら、うじきさんのボーカルでスタートした「嫌んなった」も凄かった。基本シャウト調、二人とも振り絞るような声で歌い、ガッツのあるゴリッとしたサウンドのギターソロがそれに続く、続く。そしてギターがリズム隊の二人をぐいぐいとノセていくのがストレートに伝わってくる瞬間の醍醐味。。

この2曲を生で聴けただけでもはるばる足を運んだ甲斐があったというもの。それほど印象深い演奏でした。

そして最後は木村トリオで演奏された、当時9年ぶりにリリースされた2006年のソロ作『小さな花』の最後を飾るバラードナンバー「ケサラ ~CHE SARA~」

フィナーレに相応しい大きなテーマを持った曲で、これを生で聴けたことも大きな収穫でした。この夜もらった数々の感動まるごと優しく包み直して差し出されたような、そんな感覚。木村サンの優しさに胸を打たれながら、ビリビリと会場の空気を震わせる絶唱でもって迎えたエンディングにはマジで総毛立ちました。

というわけで、ワン・アンド・オンリーとワン・アンド・オンリーのハッピーな邂逅は想定外の展開と大きな感動でもって終了。場内には終始和やかな空気が流れていて、それが心地良かったとても良いライブでした。

【ハーベスト2011 第二夜:木村充揮 X うじきつよし from 子供ばんど@神戸ウィンターランド 】 9月23日(金・祝)

セットリスト(うじきさん出演分のみ)

サマータイム・ブルース
ロックンロール・フーチークー*
ジャンピング・ジャック・フラッシュ~サティスファクション*
DEAR, MY FRIEND*
マンモスの唄
たどりついたらいつも雨ふり
金持ちのオッサン(Hey, Mr. Rich Man)
おそうじオバチャン

胸が痛い
嫌んなった

*の3曲はうじきつよし(VO, G)福栄宏之(B)高岡憲治(D)の3人で演奏

2011.09.19記★ARABAKI ROCK FEST. 11(みちのく公園北地区「エコキャンプみちのく」 2011年8月28日(日)

あの暑くて熱かったアラバキから早3週間が過ぎました(近頃この手の書き出しが多いような・・)。今もあの日のことを思うと胸の中に得も言われぬ感覚がじんわりと広がってくるようで。

自身にとって初めての野外フェス参戦。いわゆるステージが複数あるやつとしては、だけど。

お目当てはもちろん子供ばんど。そしてJICKがゲスト出演する〆のギター・セッション『GTGGTR祭』だったのだけど、CHABOの『津軽のまほろば SESSION』やMANNISH BOYS(斉藤和義 X 中村達也)といったほぼ全編観れたものや、一部しか観れなかったけど、BOWWOWや吉井和哉もとても良かった。

なんかね、ナマならではの活きの良さというか、それととっても熱いんだけどどこか牧歌的でマッタリとした空気が流れている場のムードが良い塩梅に身に沁み込んでくるようで(アラフィフだし)、とても気持ちのいい時間を過ごすことが出来ました。ひょっとしたら復興へと向かう正のエネルギーみたいなものも肌で直に感じてたのかも知れない。

分厚く垂れ込めた雲間に青空がのぞく8月28日午前11時、フェス2日目のトップバッターとして(正確には10時過ぎにKUDANZという地元仙台のバンドの演奏があったけど)我らが子供ばんど、最大規模のステージ「陸奥<MICHINOKU>」に登場。

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開演前のサウンドチェックの様子

津軽三味線の音に絡ませた無機質なコンピュータ音声が出演者達の名前を早口で捲し立てるという独特なジングルに続いて重低音バリバリの「マンモスの唄」が 鳴り響くと、突如耳に飛び込んできた一際大きな歓声と笑い声。いや、実はその直前にステージ袖にあの”飛び道具”を装着したJICKの姿を見つけた瞬間から僕のココロのボルテージは急上昇していたわけなんだけど。

で、反射的に左後方へと視線を投げると、そこには飛び道具=ヘルメットアンプ&ミニギターを抱えたJICKの姿が(爆)

そ、そんなとこに登場ですか!?

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子供ばんどの次に登場した10-FEETが演奏している時に撮った一枚。
○部分にJICK様登場!(クリックで拡大します)

いつか出るのだろうか?銀座じゃ出なかったけど。ライジングサンでも出なかったようだ。ひょっとして封印しちゃったのかな?けどそれならそれで良いじゃないか。ある意味バンドのキャラを象徴する演出だったとは言え、今その全てをトレースする必要なんてないのだから。僕はそんな風に思っていたのだけど、でもいざ目にしちゃうとね。そこはやはり盛り上がらざるを得ないわけで。

ところが他のメンバーの姿がまだ見えない。そのビミョーな間をどこか持て余しつつ(笑)ようやく登場した3人を拍手で迎えながら爆発の時を待てば、SEマンモスのサビが終わるのに合わせ、まずは3人で響かせた爆音。ぐっは!!

そして視界に飛び込んできたJICKの姿。ひとしきりステージ上を駆け回ってから頭上のアンプにマイクをあてて、のスタイルで披露されたのはあの「うさぎのダンス」。そして子供ばんどらしい構成美でもって「Rock & Roll Singer」のイントロへとなだれ込み、そのままキラーチューン「ロックンロール・トゥナイト」もとい、この日は「トゥナイト」を「トゥデイ」に、「今夜も気の合うヤツラと~♫」を「朝から気の合うヤツラと~♫」に変え午前中バージョンと化した「ロックンロール・トゥデイ」が炸裂。強烈に子供ばんどのカッコ良さと洒落っ気を実感する瞬間だ。

お次は間髪入れず、また彼ららしい構成美と言える絶妙の間で飛び出してくるソリッドな「頑張れ子供ばんど」のギター・リフ。もう盛り上がるしかない的文句無しの流れ。

とにかくこの日はノッケからJICKの飛ばし方がハンパじゃなかった。そのせいかしらん、この「頑張れ子供ばんど」ではいつもならツインでキメる2番目のフレーズをすっ飛ばし(ハモらせずに)リズムを刻んでいたのが印象的で。そして持ち時間の都合からか、今回はワウを効かせながらじわじわと盛り上げていく最後のギターソロ無しで3連フレーズへと流れるショートバージョンになっていました。

ほとんど絶叫のようなMC(ここでかつて常連組として出場していた仙台のロックフェス「ロックンロール・オリンピック」の名前が)に続いてはライジングサンでも披露されたという中盤に「HEART OF MADNESS」を挿入した「DREAMIN'(シーサイド・ドライブ)」。この曲でJICKはギターを“SFX”から"SG-1000UX"に、タニヘイさんはブロンドのストラトからホワイトのストラトへとチェンジしたんじゃなかったかしらん(違ってるかも)。

「23年ぶりに新曲作りました」これまでに聴いたどのテイクとも微妙に異なる(スタジオテイクとも違う)ため込んで一気に爆発させるドラムパターンで始まった「マンモスの唄」。昔より数段野太く凄みを増したボーカル。ダイナミックなビートを叩き出すリズム隊。曲に独特な浮遊感と深みを加えるギター。最高!!

続いては「ベイベェ~♫」ゆうさんのカウントに導かれ放たれたコーラス。銀座ヤマハのショーケースでも演奏された中期の傑作ナンバー「ROCK & ROLL WILL NEVER DIE!!」の登場で早くもライブは佳境へとなだれ込んでいく。そして部分的に”TOKYO”を"ARABAKI"に替えて歌われた「TOKYOダイナマイト」。ザクザクと刻まれるギターの音に、ヘヴィなのに切れ味の鋭いビートに僕は煽られまくり。

そして”あいつもこいつもレッドゾーン♫”に突っ込んだまま、ラストの「サマータイム・ブルース」でバンドはさらなる高みへと駆け上がろうとする。それに全力で応えんと拳を突き上げ、叫ぶ僕ら。興奮はあのステイタス・クォーもまっ青の”振り”でいよいよピークへ。それがハジけた後はJICKもその上り詰めたヴォルテージを持て余すかのように右へ左へと走り回り、PAスピーカーの上に飛び乗り、全身でROCKを奏でていた。

そして最後は4人が響かせる爆音をあらためて全身で受けとめながらライブは終了。その瞬間、僕の視界をゆうさんが放ったドラムスティックが横切っていきました。

まるで突風が駆け抜けて行ったかのような怒濤の40分。そして今回も夢のような40分でした。 

【ACT #005】子供ばんど@ARABAKI ROCK FEST. 11(みちのく公園北地区「エコキャンプみちのく」)  8月28日(日)11:00~11:40

ステージ:陸奥<MICHINOKU>

Opening SE : マンモスの唄
1. うさぎのダンス
2. Rock & Roll Singerのイントロ~ロックンロール・トゥナイト トゥデイ
3. 頑張れ子供ばんど
4. DREAMIN'(シーサイド・ドライブ)~HEART OF MADNESS~DREAMIN'(シーサイド・ドライブ)
5. マンモスの唄
6. ROCK & ROLL WILL NEVER DIE!!
7. TOKYOダイナマイト
8. サマータイム・ブルース
Closing SE:マンモスの唄

☟は最後の出場となった1985年8月11日のRock'n Roll Olympic から「I'M A HUNGRY BOY」


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2011.08.03記★J-MELO Taiban 2011 Summer NHK放送センター101スタジオ 2011年7月20日(水)

先日ツイッターで目にしたニュース。8月8日のDVDリリースに先駆けて子供ばんどの新曲「マンモスの唄(Amazon MP3 Exclusive)」 の配信スタート。

そしてもうひとつ。同じ日にうじきさんがこんなツイートされてました。

『J-MELO Taiban 2011 Summer』

J-MELO_Taiban_2011.jpg

”J-MELOは、日本と世界を結ぶ「音楽の架け橋」として、NHKワールドが約180の国と地域に向けて放送している、史上初の全編英語の日本音楽番組です。”

7月20日(水)東京・台風6号接近中にて雨ときどき曇り

あのザギンの2デイズから3ヶ月。子供ばんど再始動後3番目のライブ@NHK放送センター101スタジオ。今回まっこと有り難いことに現場に居合わせることが出来たので、まっこと遅まきながらφ(..)しておこうかと。

今回は単独ライブではなくNHK総合テレビで日曜の深夜に放送されている『J-MELO』という番組の公開録画(オールスタンディング)。”Taiban 2011 Summer”という企画で、子供ばんどは3組の個性的な若手バンド(←どれも全く知らなかった)と”対バン”しました。

観覧募集が始まるや否やソッコーで応募したものの昔からクジ運のない自分はやはり落選。ところがお仕事の都合で急に参加出来なくなったとのことで、とある方が参戦権を譲って下さったおかげで今回とても貴重なタイケンをすることが出来ました。Pさん、改めてお礼申し上げます。
★☆★

集合場所のNHK放送センター・東口通用玄関前には予定の18:30ちょい過ぎに到着。今回一緒に参加することになったツイ友としゃべくってると程なくして収録会場である101スタジオへと案内されました。スタジオ内には先に並んでいた100名程ですかね、老若男女、比較的若女の率高しなお客さんがステージ前方を開演今や遅しと陣取っておりました。

2011.05.14記★フォークロックス <無理だよおまへは! ミニツアー初日> 2011年5月13日(金)吉祥寺STAR PINE'S CAFE

あのカンドーの2デイズ以来、子供ばんど再始動効果にわかに体感中。

とか言いながら、5月6日のグラニット・ハウス@新橋ZZと10日の神無月@西荻窪TERRAへの参戦を急な仕事でポシャらせすっかり出端をくじかれていたおいらですが、昨日念願のフォークロックスのライブに初参戦してきました。

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フォークロックス:
中野督夫(vocal, guitar)
永井ルイ(vocal, keyboard, guitar)
湯川トーベン(vocal, bass, guitar)
向山テツ(drums, vocal)
本多”taco-bow”正典(percussion)

昨年末、村田和人氏のライブに行った時(湯川・向山の両氏は村田バンドのメンバーでもあります)に買うたオリジナルアルバム『フォークロックス』が予想を大きく超えて(←失礼)素晴らしかったので、いつか生を見たいと思っていたのです。

曲はちょっとグラム風味なビートルズ調だったり、ウェストコーストサウンド、はたまたラーガ調が飛び出したり、プログレっぽい展開があったり、突然カオスっぽくジャムに突入してみたり(これが何とも格好よろしい)。でもってそんな曲のバリエーションの豊富さに加えてMCや曲中にもちょいちょいと飛び出してくる天然狙い系?の笑いのセンス。大いに笑かしてもらいました。満員の客席もとても盛り上がってましたね。

それにしてもどれも曲がとても良い。一聴してスッと胸に入ってくるキャッチーなメロディ。と言ってもバンドにタイプの異なる3人のソングライターがいるだけあってその曲調は様々。でもってそれらが余計な縛り無しに(無理に統一感を持たせようとせずに)自由にアレンジされてるところがこのバンドの大きな魅力になっている気がします。

それとさすが20年間も同じメンバーで演ってるだけあってバンドの佇まいがとってもこなれて自然だった点も印象的でしたね。良い具合にチカラが抜けてるので観ているこちらも気持ち良くノラせてもらいました。

<無理だよおまへは! 2011春ツアー>

2011年5月13日 @吉祥寺STAR PINE'S CAFE

1st Set
1. ? (vo. 永井ルイ)
2. ねえドクター (vo. 湯川トーベン 永井ルイ)
3. 悲しきNo.2 (vo. 永井ルイ)
4. ? (vo. 中野督夫)
5. ネオンライト (vo. 永井ルイ)
6. コブのないラクダ (vo. 向山テツ)
7. Mr. GS (vo. 中野督夫) *”全部吸ったら 内田○也さん”(がはは・・)

2nd Set
01. サイケ (vo. 湯川トーベン) *プログレ調で実に格好よろしい
02. ブリキのパラダイス (vo. 永井ルイ) *パワーポップ!
03. RAINBOW (vo. 永井ルイ) *この人の書くどこか甘酸っぱいメロディライン好きです
04. まぬけな大学生 (vo. 中野督夫)
05. アトランティック (vo. 永井ルイ)
06. 走るのだ!逃げるのだ! (vo. 永井ルイ) *新曲
07. グーでバッチリ (vo. 湯川トーベン)
08. なんだよおまへは (vo. 永井ルイ) *incl. どんぱん節 (vo. 中野督夫)

アンコール其の壱
09.  星のプレゼント(vo. 向山テツ) *ひとりカラオケをバックに熱唱
10. バナナ (vo. 湯川トーベン) *実にカッコイイハードロック。最高!

アンコール其の弐
11. SING ALRIGHT (vo. 永井ルイ)


不明曲がひぃふぅみぃ・・


すいません、新参者なもんで。

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『フォークロックス』
GLIMROCK-0001 2010

01. SING ALRIGHT(作詞・作曲:永井ルイ)
02. ねえドクター(僕のフィアンセ)(作詞:湯川トーベン 作曲:永井ルイ・湯川トーベン)
03. ブリキのパラダイス(作詞:バナナ 作曲:永井ルイ・湯川トーベン)※バナナ:永井ルイ・湯川トーベン・吉原誠
04. ストロベリー・ガール(作詞:永井ルイ・湯川トーベン 作曲:湯川トーベン) 05. Mr. GS(作詞・作曲:中野督夫)
06. RAINBOW(作詞・作曲:永井ルイ)
07. ハワイへ行くなら(作詞・作曲:湯川トーベン)
08. ネオンライト(作詞・作曲:永井ルイ)
09. グーでバッチリ(作詞・作曲:湯川トーベン)
10. なんだよおまへは(作詞:永井ルイ・湯川トーベン 作曲:永井ルイ)
11. 晴れたり曇ったり(作詞・作曲:中野督夫)

編曲:フォークロックス

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2011.04.24記★~永久凍土解凍SHOWCASE~ 2011年4月19日(火)ヤマハ銀座スタジオ

感動と元気をもらったあの子供ばんどのライブから早4日。が、いまだ興奮さめやらず。

とか言いながらおとといから風邪っぴきで寝込んでまして、あの夜もらった元気の素は一体どこへ行っちまったのかと(泣)。

まそれはともかく、何事も冷め切っちまう前にってことで今回は19日の参戦記なんぞつらつらと。あの場にいたキブンそのままに書き留めておきたいので敬称略で失礼します。すいません。

■子供ばんど・永久凍土解凍SHOWCASE:4月19日 ヤマハ銀座スタジオ

今 回のライブは定員が200名ってことでもっと狭いスタジオを想像してたんですが、中は意外に広々としてましたね。僕は整理番号がかなりケツの方だったのでのんびり開演の15分ほど前に入ったんですが、後ろの方は比較的スペースにも余裕があって、入れようと思えばあと50人くらいは入ったのかも(んなことしたら酸欠者続出だったかも?)。

で、ここに集った200名、年齢層はおそらく自分と同じ40代が中心。男女の比率は男6:女4って感じでしたかね。その内一割くらいの人が子供ばんどのオリジナルもの含む真っ赤やボーダーのTシャツ着てました。

フロアから5, 60cmほどの高さに組まれたステージへ目をやると、まず向かって右手からべっ甲柄ピックガードのストラトキャスターとフェンダーとブギーのアンプ。センターには今回ファンからの贈り物だったというバスドラヘッドが効いていたヤマハのドラムセット。その左隣にはやはりブギーとマーシャルアンプがひぃふぅみぃ・・そして真っ赤なギブソン・レスポールと年期の入ったフェンダー・プレシジョン・ベース。今思えばもっとちゃんと目に焼き付けとけば良かったんですが、もうとにかく舞い上がっちゃいまして、その他の細かい部分はほとんど記憶に残ってないのです。

で、そんな僕や貴方のために?耳寄りな情報。一昨日ツイッターに流れてきた情報によるとどうやら6月2日発売のPlayer7月号にこの時のライブ機材レポが掲載されるそうですぜ。こりゃ楽しみ。

さて開演時間も近付いてくるとステージ上では山下達郎のライブでもお見かけしたギターテクニシャンの宮村氏がJICKのギターの最終チェック中。エフェクター の確認もしていて、フランジャーがかかれば「DREAMIN'」だ! ワウを踏み込めば「頑張れ子供ばんど」だ!てな具合にいちいち反応しては気分が高揚。

そんなこんなで開演までの時間を過ごしてると「23年の時を超えて・・」やや淡々とした口調でおねーさんが開演を告げ、いよいよメンバー登場。

18日の公開ゲネプロでは全員揃いのTシャツメインに上から下まで白ずくめで、なるほど衣装もゲネプロ=練習仕様って感じでしたが、この日は同じく白を基調としながらも四者四様。中でも燕尾服にシルクハットでキメてきたトーベン格好良かったですねぇ。そんな本番の4人のいでたちについてはコチラでどうぞ→ 子供ばんど 再始動!!!!!!

では4月19日、子供ばんど・永久凍土解凍SHOWCASE本番@ヤマハ銀座スタジオ。23年ぶりの総決起集会。デビュー時のラインナップでとなるとこれが実に29年ぶりとなる再集結なわけです。

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2011.04.20記★~永久凍土解凍SHOWCASE~ 2011年4月19日(火)ヤマハ銀座スタジオ セットリスト

18日のゲネプロ。

「ノスタルジーなんかじゃないぜぇ」

JICKがそんなシンギングMCを聞かせてくれたのは「DREAMIN'(シーサイド・ドライブ)」の中でだったかしらん?

23年ぶりに僕らのもとに帰ってきてくれた子供ばんど。

ホントその通りだった。

ダレたとこなんて皆無。ノッケから飛ばしまくり。これが23年ぶりの演奏だなんて全く信じられない。

あの唯一無二なドライブ感溢れるバンドサウンドは健在でした。てか、ある意味全盛期を超えていたんじゃないかとすら思えてきて。

今日のライブの全曲コメント、近日中に書いてみたいと思いますが、まずはセットリストをあげておきますね。

2011.04.19記★~永久凍土解凍SHOWCASE~ 2011年4月18日(月)ヤマハ銀座スタジオ 公開ゲネプロセットリスト

この喉の痛みは花粉症か、叫び過ぎか。


どっちもだな。


ではシンプルに本日のセットリストをば。 


※ネタバレ注意♬


2011.04.08記★子供ばんど「オレたちにできること」

実のところ、中止になるかも知れない、なっても仕方ない・・


そう思ってた。


が、本日飛び込んできた嬉しいニュース。


「4月18.19日、ヤマハ銀座、やります!」

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そうこなくっちゃ。


コレ読んでいて思わずぞくっときた。


「4月18.19日、ヤマハ銀座、行きます!(なんとしても)」

2011.01.31記★祝!再始動!!「23年の歳月を飛び越え”子供ばんど”再始動!!」


KODOMOBAND_RETURNS.jpg


大感激!!


すでに涙腺が決壊寸前!!


28年前のこどもの日に/子供ばんど 『POWER ROCK GENERATION!!』


今年の5月5日(木)を見逃すな!!!


いや、その前にまずは4月19日の銀座!!!


そしてみちのくひとり旅?

2009.05.05記★28年前のこどもの日に/子供ばんど『POWER ROCK GENERATION!!』

子供ばんど。

今ではタレントとしてメジャーになったうじきつよし氏が在籍していたロックグループ。プロとしての活動期間は1980年から88年までの8年間。

例えばRCサクセションがブルースやR&Bをその出自としていたなら、子供ばんどの場合は70〜80年代の英米ロック。それもハード寄りの。個人的には例えばハンブル・パイ、ステイタス・クォー、GFR、モントローズ、AC/DC(豪州ですが)といったところがまず思い浮かびます。そんなロックのエッセンスを血肉化し鳴らす音に、どこか下町情緒を加味したような独自の世界を展開。しかしデビュー直後に出会った僕にとって、彼らの最大の魅力とは、その日本人離れなアッケラカンとしたノリとドライヴ感。そして70'sロックへの憧憬をストレートに盛り込んだ楽曲でした。

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デビュー時のメンバーは↓の通り。

うじきつよし Vocal, Guitar
谷平こういち Guitar, Vocal
湯川トーベン Bass, Vocal
やまとゆう Drums, Vocal

うじき氏のゴリッとした骨太な音と、ストラトキャスターが似合う鋭いフレーズを繰り出す技巧派の谷平氏というタイプの異なったギターコンビネーションの妙。海の向こうの並み居る名曲に匹敵する見事なリフやツインギターのフレーズを巧みに織り込む術。そしてヘヴィなのにシャープなドラムと共にスピード感のあるグルーヴを生み出すベース。発声の仕方やキメのシャウトも英米ロックゆずりで、例えばまくし立てるようなMC(結構笑える)はスティーヴ・マリオット直系といった感じ。とにかく”この人達、相当好きだなぁ”と思わせる技や仕掛けが随所に光っていたものです。

そしてもうひとつ。あのコミックバンド然としたウケ狙いのセンス。例えば一時トレードマークとなったヘルメットの上に乗せたミニアンプとミニギターのコンビ(で「うさぎのダンス」なんぞを演ってしまう)なんてところが代表的でしょうか。そんなセンスはアルバムの中でも(特に初期に)存分に発揮され、それゆえキワモノと取られることもあったような。ただ肝心の出音が凄かったので、それすらもしっかり武器として成り立たせてしまう、そんなバンドでした。

さて。

今回取り上げるのはちょうど28年前、1981年の5月5日にリリースされた彼らの2ndアルバム『POWER ROCK GENERATION』です。前作『WE LOVE 子供ばんど』と並ぶ彼らの代表作。どちらも2002年にリマスター&紙ジャケット仕様で再発されました(いずれ3rd以降も是非!)。

明らかにRCの「よォーこそ」の影響下にあると思われるメンバー紹介ソングの「Rock & Roll Singer」から疾走開始。アメリカンハードなオケに乗る場末感「可愛そうなエンジェル」。スケール感の大きいライヴでも目玉曲のひとつになっていた ベースの湯川トーベン氏が歌う「アル中ロックンローラー」はこの齢になっても、僕を”あの頃”へすっ飛ばしてくれるゴキゲンなナンバー。

※RCサクセションのアルバム『RHAPSODY』(1980)に収録されている「よォーこそ」は1980年4月5日久保講堂での演奏を録音したものですが、子供ばんどはそれ以前から「Rock & Roll Singer」を演奏していたそうです。

「実は初期のオリジナル曲で、渋谷にあった『屋根裏』でのライブで、オープニングによく使っていた曲です。そのライブをよくキヨシローさんが偵察に来ていましたよ。」"Unknown"さん、情報ありがとうございました。

シングルカットされたキャッチーな「DREAMIN’ (シーサイド・ドライブ)」は売れ線狙いながら、フランジャー効果を大胆に効かせたギターの音にロックバンドとしての矜持が見えるような。おそらくミニギターで演奏されている「私のあさがお (勲章のテーマ)」。リフとギターソロがとてもよく歌っている「ロックンロールの勲章」。滅茶ベタな選曲「ジャンピング・ジャック・フラッシュ~サティス ファクション」はカバー曲ながら、子供ばんどらしさがよく出たナンバー。優れたリフの音数は少ないの法則通り、2曲を繋ぐブリッジのリフが素晴らしい。そして最後は何とも妙な50秒ほどのアカペラ曲「なぜか心が」で了。計37分39秒。人の平均集中力持続可能時間に合わせて作られています(嘘)。

POWER_ROCK_GENERATION_2002.jpg
子供ばんど 『POWER ROCK GENERATION!!』
ポニーキャニオン PCCA-01818 2002
DSD Mastering 紙ジャケット仕様

01. Rock & Roll Singer
02. 今夜は眠れない
03. 可愛そうなエンジェル~私はディレクター
04. アル中ロックンローラー
05. DREAMIN’ (シーサイド・ドライブ)
06. 私のあさがお (勲章のテーマ)
07. ロックンロールの勲章
08. ハードレイン
09. ジャンピング・ジャック・フラッシュ~サティスファクション
10. なぜか心が

さて、そんな子供ばんどが活動を停止して既に21年。ご存知の通りうじき氏はタレントとして活躍、トーベン氏は様々な方のサポートを通じて今もあのドライヴ感抜群のベースを聴かせてくれています(今年の2月には新井田耕造氏との共演もあったようです)。個人的には村田バンド(村田和人氏のバンド)がいつか観たい。

こちらは古いものですが、どうしても貼りたくなってしまったトーベン氏参加の「東京ワッショイ」。エンケン!!


そしてギターの谷平氏とドラムのやまと氏は現在Granite Houseというバンドで共に活動中。「Keep On Music」


そしてそして僕がいまだ夢想してしまう子供ばんどの復活(数年前に4人揃って演奏したという噂?を耳にしたことがあるのですが)。

当時の作品を今改めて聴くと、サウンドプロダクションや歌詞の内容などに多少の古臭さを感じないわけではありません。正直チープに聞こえるところもある。けれど年齢を重ねた現在の4人が素の感じでもう一度演奏してくれたら、それは必ずや”いまの音”として鳴ってくれる筈で。

という訳で、最後にこんな動画を。既に12年前の姿ですが、子供Kidsは皆とても嬉しかったんじゃないでしょうか。

かつてバンドでレコーディングし、作者であるリック・デリンジャー本人とも共演したことのある曲。何やら照れが入っているようですが、ファットなギター音や歌いっぷりなど、随所にらしさを感じさせます。そこに程よく渋みがプラス。


そして同日のライヴから、こちらも過去に子供ばんどとしてレコーディングしているモップスのカバー(吉田拓郎氏作)。こういうのを観ると復活して欲しいキモチがますます募りますね。




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