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 待望の復活を果たした子供ばんどのライブレポとかブツ紹介とか R&R WILL NEVER DIE!! やなこた忘れて踊ろじゃないか!!

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2009.05.05記★28年前のこどもの日に/子供ばんど『POWER ROCK GENERATION!!』

子供ばんど。

今ではタレントとしてメジャーになったうじきつよし氏が在籍していたロックグループ。プロとしての活動期間は1980年から88年までの8年間。

例えばRCサクセションがブルースやR&Bをその出自としていたなら、子供ばんどの場合は70〜80年代の英米ロック。それもハード寄りの。個人的には例えばハンブル・パイ、ステイタス・クォー、GFR、モントローズ、AC/DC(豪州ですが)といったところがまず思い浮かびます。そんなロックのエッセンスを血肉化し鳴らす音に、どこか下町情緒を加味したような独自の世界を展開。しかしデビュー直後に出会った僕にとって、彼らの最大の魅力とは、その日本人離れなアッケラカンとしたノリとドライヴ感。そして70'sロックへの憧憬をストレートに盛り込んだ楽曲でした。

kodomoband.jpg

デビュー時のメンバーは↓の通り。

うじきつよし Vocal, Guitar
谷平こういち Guitar, Vocal
湯川トーベン Bass, Vocal
やまとゆう Drums, Vocal

うじき氏のゴリッとした骨太な音と、ストラトキャスターが似合う鋭いフレーズを繰り出す技巧派の谷平氏というタイプの異なったギターコンビネーションの妙。海の向こうの並み居る名曲に匹敵する見事なリフやツインギターのフレーズを巧みに織り込む術。そしてヘヴィなのにシャープなドラムと共にスピード感のあるグルーヴを生み出すベース。発声の仕方やキメのシャウトも英米ロックゆずりで、例えばまくし立てるようなMC(結構笑える)はスティーヴ・マリオット直系といった感じ。とにかく”この人達、相当好きだなぁ”と思わせる技や仕掛けが随所に光っていたものです。

そしてもうひとつ。あのコミックバンド然としたウケ狙いのセンス。例えば一時トレードマークとなったヘルメットの上に乗せたミニアンプとミニギターのコンビ(で「うさぎのダンス」なんぞを演ってしまう)なんてところが代表的でしょうか。そんなセンスはアルバムの中でも(特に初期に)存分に発揮され、それゆえキワモノと取られることもあったような。ただ肝心の出音が凄かったので、それすらもしっかり武器として成り立たせてしまう、そんなバンドでした。

さて。

今回取り上げるのはちょうど28年前、1981年の5月5日にリリースされた彼らの2ndアルバム『POWER ROCK GENERATION』です。前作『WE LOVE 子供ばんど』と並ぶ彼らの代表作。どちらも2002年にリマスター&紙ジャケット仕様で再発されました(いずれ3rd以降も是非!)。

明らかにRCの「よォーこそ」の影響下にあると思われるメンバー紹介ソングの「Rock & Roll Singer」から疾走開始。アメリカンハードなオケに乗る場末感「可愛そうなエンジェル」。スケール感の大きいライヴでも目玉曲のひとつになっていた ベースの湯川トーベン氏が歌う「アル中ロックンローラー」はこの齢になっても、僕を”あの頃”へすっ飛ばしてくれるゴキゲンなナンバー。

※RCサクセションのアルバム『RHAPSODY』(1980)に収録されている「よォーこそ」は1980年4月5日久保講堂での演奏を録音したものですが、子供ばんどはそれ以前から「Rock & Roll Singer」を演奏していたそうです。

「実は初期のオリジナル曲で、渋谷にあった『屋根裏』でのライブで、オープニングによく使っていた曲です。そのライブをよくキヨシローさんが偵察に来ていましたよ。」"Unknown"さん、情報ありがとうございました。

シングルカットされたキャッチーな「DREAMIN’ (シーサイド・ドライブ)」は売れ線狙いながら、フランジャー効果を大胆に効かせたギターの音にロックバンドとしての矜持が見えるような。おそらくミニギターで演奏されている「私のあさがお (勲章のテーマ)」。リフとギターソロがとてもよく歌っている「ロックンロールの勲章」。滅茶ベタな選曲「ジャンピング・ジャック・フラッシュ~サティス ファクション」はカバー曲ながら、子供ばんどらしさがよく出たナンバー。優れたリフの音数は少ないの法則通り、2曲を繋ぐブリッジのリフが素晴らしい。そして最後は何とも妙な50秒ほどのアカペラ曲「なぜか心が」で了。計37分39秒。人の平均集中力持続可能時間に合わせて作られています(嘘)。

POWER_ROCK_GENERATION_2002.jpg
子供ばんど 『POWER ROCK GENERATION!!』
ポニーキャニオン PCCA-01818 2002
DSD Mastering 紙ジャケット仕様

01. Rock & Roll Singer
02. 今夜は眠れない
03. 可愛そうなエンジェル~私はディレクター
04. アル中ロックンローラー
05. DREAMIN’ (シーサイド・ドライブ)
06. 私のあさがお (勲章のテーマ)
07. ロックンロールの勲章
08. ハードレイン
09. ジャンピング・ジャック・フラッシュ~サティスファクション
10. なぜか心が

さて、そんな子供ばんどが活動を停止して既に21年。ご存知の通りうじき氏はタレントとして活躍、トーベン氏は様々な方のサポートを通じて今もあのドライヴ感抜群のベースを聴かせてくれています(今年の2月には新井田耕造氏との共演もあったようです)。個人的には村田バンド(村田和人氏のバンド)がいつか観たい。

こちらは古いものですが、どうしても貼りたくなってしまったトーベン氏参加の「東京ワッショイ」。エンケン!!


そしてギターの谷平氏とドラムのやまと氏は現在Granite Houseというバンドで共に活動中。「Keep On Music」


そしてそして僕がいまだ夢想してしまう子供ばんどの復活(数年前に4人揃って演奏したという噂?を耳にしたことがあるのですが)。

当時の作品を今改めて聴くと、サウンドプロダクションや歌詞の内容などに多少の古臭さを感じないわけではありません。正直チープに聞こえるところもある。けれど年齢を重ねた現在の4人が素の感じでもう一度演奏してくれたら、それは必ずや”いまの音”として鳴ってくれる筈で。

という訳で、最後にこんな動画を。既に12年前の姿ですが、子供Kidsは皆とても嬉しかったんじゃないでしょうか。

かつてバンドでレコーディングし、作者であるリック・デリンジャー本人とも共演したことのある曲。何やら照れが入っているようですが、ファットなギター音や歌いっぷりなど、随所にらしさを感じさせます。そこに程よく渋みがプラス。


そして同日のライヴから、こちらも過去に子供ばんどとしてレコーディングしているモップスのカバー(吉田拓郎氏作)。こういうのを観ると復活して欲しいキモチがますます募りますね。




POWER_ROCK_GENERATION_2002_R.jpg

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